新刊『日本と世界の女性科学者たち』 「はじめて」の道を歩んだ女性たちの探究心のルーツを知る1冊

女性科学者と言えばキュリー夫人が有名ですが、それ以外にも、日本や世界には、物理学や医学、宇宙開発など、さまざまな分野で歴史的発見や発明を成し遂げた女性科学者たちがいます。
本書では過去から現在までの科学の発見や進歩への貢献など、ノーベル賞受賞者を含め、これまで十分に語られてこなかった彼女たちの輝かしい功績と、困難に挑み続けた意欲あふれる生き方を紹介しています。
1名4ページの構成で、小学校高学年以上で習う漢字には振り仮名が付いています。
歴史に名を残した人からいまも活躍している人まで多彩な分野の女性科学者24名を紹介!
「はじめに」より
本書は、世界の女性科学者24 名を紹介します。歴史上の人物だけでなく、いまも研究を続けている人もふくまれています。あつかう領域はさまざまですが、注目してほしいのは分野名ではなく、どのような問いを立て、どのようなまなざしで世界を見てきたかという点です。研究分野がことなれば、方法も視点も変わります。生まれた時代順にならべたのは、科学と社会の関わりを感じてほしいからです。
読み進めると、「女性であること」を理由にみとめられなかった経験や、差別や偏見に直面した出来事が出てきます。しかし、この本は「だから努力しなさい」と伝えるためのものではありません。そこにあるのは、問いを追い続ける姿勢や、だれかの苦しみを減らしたいという願いです。
この本を読みながら、なぜ「はじめての女性」とよばれたのか。なぜ男性の伝記には書かれないことが女性の伝記には書かれるのか、科学は社会とどう関わるのか、そして、自分は何に心を動かされるのか、という問いを持ってください。
目次
はじめに
世界で活躍する女性科学者たち
マリア・ジビーラ・メーリアン(昆虫学)/メアリー・アニング(古生物学)/エリザベス・ブラックウェル(医学)/荻野吟子(医学)/マリー・キュリー(物理学・化学)/リーゼ・マイトナー(物理学)/エミー・ネーター(数学)/香川綾(栄養学)/バーバラ・マクリントック(遺伝学)/グレース・ホッパー(コンピュータ科学)/レイチェル・カーソン(海洋科学)/ヴァージニア・アプガー(医学)/湯浅年子(物理学)/キャサリン・ジョンソン(数学)/ジェーン・クーク・ライト(医学)/猿橋勝子(地球化学)/ロザリンド・フランクリン(科学・X線結晶構造解析学)/屠呦呦(薬理学)/増井光子(動物医学)/カティア・クラフト(火山学・地球科学)/天野惠子(医学)/向井千秋(宇宙飛行士)/妹島和世(建築学)/浅川智恵子(情報技術)
特集 アジア・アフリカ・中東の女性科学者たち
特集 ニューロダイバーシティ(神経多様性)をもつ女性科学者たち
参考文献
索引
監修:美馬のゆり
発行:学事出版
定価:5,280円(税込)
仕様:B5・112ページ
文・画像提供:学事出版
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