新刊『子供がなぜか話したくなる 算数ファシリテーション入門』

理論編では、算数授業における教師のファシリテーションの必要性を解説します。実践編では、ファシリテーターとしての4つのスキルを紹介し、具体的な授業実践をもとに、ファシリテーターとしての授業展開を提案していきます。①相乗効果を生かし、高い成果を生む、②納得感を高め、やる気を引き出す、③成果に達するまでの時間を短縮する、④子供達の話し合いから、「数学的な考え方」を育成することをねらいとしています。
神保先生より
子供達の話し合いを支援し促進するファシリテーション入門!
この本は、
- 子供達が主体的に話し合う授業をどうやったらいいのかわからない
- 子供達の話し合いに先生がどう関わっていくのかわからない
などのお悩みをお持ちの先生方に読んでいただきたい、算数の授業で先生がファシリテートできるようになるための本です。
ある本では、話し合いをすることの意義と大切さを子供達にしっかり伝えることを紹介しています。子供達も話し合いは大事だと思っているので、良さそうな感じがします。しかし、自分の意見を発表するという勇気につながるわけではありません。
そこで私は、子供達がなぜか話したくなるような授業をめざして、先生の事前の段取り、話し合いの舵取りのスキル向上のために、
- 子供たちとどのように課題をつくっていくのか
- 子供たちの意見をどのように交通整理していくのか
などについて、3つの効果、4つのスキルをもとに、ファシリテーションを生かした算数の授業の提案をします。興味のあるところから見ていただいても構いません。きっと、先生方の学びのお役に立てるはずです。先生方の中には、具体的な方法が見つからず悩みをもっている方もいらっしゃると思います。私の提案する方法で、一人でも多くの先生方、 子供たちのお手伝いをさせてください。
目次
第1章 これまでの問題解決からファシリテーションを生かした学習へ
第2章 算数的な「場のデザインスキル」
―導入や自力解決は考える場をつくり、つなげる―
第3章 算数的な「対人関係のスキル」
―発表は受け止めて、引き出す―
第4章 算数的な「構造化のスキル」
―練り上げはかみあわせて、整理する―
第5章 算数的な「合意形成のスキル」
―学習の終盤はまとめて、分かち合う―
新刊『子供がなぜか話したくなる 算数ファシリテーション入門』
著:神保 勇児
発行:東洋館出版社
定価:1,980円(税込)
仕様:136頁
文・画像提供:東洋館出版社
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