2023.03.15
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『まちがいだらけの学級経営 失敗を成長に導く40のアプローチ』

学級の荒れの原因を個人に求める、厳しく叱って子どもを変容させようとする、平等だけど公平でない、活動の手段が目的化している...など、学級経営には陥りがちな"まちがい"がいっぱい。そんな失敗に学び、教師も学級も前向きに成長する為のアプローチを40紹介した本です。

大前先生より

日々の教育活動を通して成長し続けるために

「学び続ける教師」になることが大切だと言われています。日々の教育活動から、反省し、自己を振り返り、そして改善を繰り返していくのです。そうすることで、教師の力を伸ばしていけます。私達教師は、失敗したときほど、大きな「学び」があります。「手痛い失敗」にこそ、飛躍のチャンスが埋まっていることが多くあるのです。だれでも失敗からは目を背けたいと思うからです。教師としての力を養うため、失敗から学ぶことは必須です。

今回の書籍は、新しいシリーズの第一弾として、「失敗を成功に導く」というコンセプトのもと、学級経営編として発刊しました。下記の5つのカテゴリーに分けて、「失敗から何を学んだか」を紹介しています。

  1. 集団づくり
  2. 子ども対応
  3. 環境・雰囲気づくり
  4. 学級システムづくり
  5. 行事・生活指導

この5つの力を伸ばすことが、すなわち、学級経営の力を伸ばすことになります。5つのカテゴリー別に、失敗談を具体的に示しています。失敗からどのようなことを学んでいったのか、そこを読み取ってほしいと思います。人の失敗からも、多くの学びが得られるはずです。中には、「よくこんな失敗はあるよなぁ」、「こんな失敗を見たことがあるな」と思える典型的な失敗があるはずです。同じ過ちをしないためにも、是非、人の失敗から学んでいただきたいと思います。

このような、「学び続ける教師になるため」の「反省の仕方」を具体的に述べた本は珍しいと思います。私はこの書籍のメッセージとして、次のことを強く訴えたいと思っています。

「失敗やつまずきは、どの教師でも通ってきています。大切なことは、その失敗から何を学ぶかです。いつか、あの失敗があったから立派な教師になれたと思える日が来るはずです。」

様々なニーズや多様性をかかえる子供達を、学級でどのように伸ばしていけばよいのか、具体的な指導場面を紹介しながら、教育方法や教育理論に関して解説をいたしました。

実践例をたくさん紹介したので、1年目の新卒教師、20代の若い先生だけでなく、学生さんや、30代、40代のベテラン教師にとってもお役に立てると思います。

はじめに
第1章 まちがいだらけの「集団づくり」
第2章 まちがいだらけの「子ども対応」
第3章 まちがいだらけの「環境・雰囲気づくり」
第4章 まちがいだらけの「学級システムづくり」
第5章 まちがいだらけの「行事・生活指導」

おわりに

『まちがいだらけの学級経営 失敗を成長に導く40のアプローチ』

著者:大前 暁政
発行:明治図書出版
価格:2,486円(税込)
四六判 272頁

文・画像提供:明治図書出版

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