2005.12.13
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小学英語に使える教材特集

小学校での英語活動の必修化が検討される中、すでに多くの学校で英語活動が行われています。その一方で、児童に対して英語を教えるのが初めてということから、その指導方法などで戸惑う先生も多いようです。教科書に沿って教える中学校の英語の授業と違い、自由度が高いだけに方向性を見失ってしまうのかもしれません。また、英語に触れるのが初めてという児童も多く、興味・関心を持たせるのにも工夫が必要です。そこで、今回は小学校で英語活動を行うために活用されている教材を紹介します。

  • ショートタイムプログラム

  • Class Play Kit

  • リープパッド®ラーニングシステム

  • ゲンキイングリッシュ

  • しゃべっちゃ英語

  • エンジョイ小学校英語

ショートタイムプログラム~活動シートと教材データ

短い時間でできる英語活動の事例を収集

文渓堂

箱画像

小学校での英語活動では、1時間の授業を丸ごと英語にあてるのではなく、授業を前半と後半で分けるモジュール授業や、校内放送で英語を流してみるなど、短い時間に限って実施するケースも多い。また、授業の導入の部分で使える教材なども求められているが、「ショートプログラム~活動シートと教材データ」には、そうした要望に応えられるように、スキットやゲーム、クイズ、歌など、5分から15分程度で英語活動が行える事例の数々が活動シートで紹介されている。

活動シートや教材が入った ショートタイムプログラム

活動シートに収録されているのは、英語活動の研究校などで実施されているショートプログラムの事例。50枚の活動シートに、1つずつ事例が紹介されていて、いずれも小学校の英語活動で取り上げるのに効果的なテーマや言語材料ばかり。それぞれの事例が1枚の活動シートの中に、収集、分析、再構築されている。活動シートの表の面には、英語活動の大まかな流れや、児童に理解させるためのジェスチャーが一目で分かるように絵コンテで描かれていて、裏面には活動の詳細な内容と展開、留意事項が書かれている。

絵コンテが描かれた 活動シートの表面

しかし、多くの事例の中から、自分たちの学校で、どれを取り入れていけば良いかは、先生たちにとって迷うところ。その際に役に立つのがマルチ目次となる。このマルチ目次を見れば、それぞれの活動のテーマや活動の形態、活動タイプ、展開人数、言語材料など、多方面から検索して、使用するのに最適な事例を探し出すことができる。
付属のチャンツ音源付きの2枚組の音声データCDには、英語活動の中で使われる言語材料がネイティブスピーカーで収録されているので、活動の前に練習する際や試聴用として使える。また、教材データCD-ROMには、イラストや写真データになった300点以上の教材が収められているので、プリンタで出力して、活動の際に利用できる。

内容や留意点が書かれた 活動シートの裏面

そして、文渓堂が小学校の英語教育の情報について発信しているサイトが「小学校英語活動情報WEB」。このサイトでは、すでに小学校英語に取り組んでいる先生の実践例やカリキュラムが公開されているほか、ショートタイムプログラムを監修した岐阜大学教授の松川禮子先生が、現在の小学校英語の動向や研究開発学校の現状と課題などについて「創る!小学校英語活動」のコーナーで報告を行っている。また、小学校で英語を教える際に留意する点は何かなど、サイトに寄せられた先生方からの質問に対して、小学校英語教育のエキスパートらが回答してくれるのも、うれしいところ。その他にも、研究発表会やフォーラムの情報公開、小学校英語に関するサイトへのリンクなど、先生方にとって役立つサイトになっている。

小学校英語教材

教材 ショートタイムプログラム~活動シートと教材データ
会社名 文渓堂
対象 小学校向け製品
構成 活動シート50枚、音声データCD2枚、教材データCD-ROM1枚
主な内容 5分~15分程度で行える英語活動の事例を活動シートで紹介
価格 29,000円(税込み)

Class Play Kit

英語活動に適した5つの教材をセットに

小学館プロダクション

5つの教材がセットになった Class Play Kit

http://www.shopro.co.jp/classplaykit/
小学館プロダクションの小学校英語活動用教材「Class Play Kit」(クラスプレイキット)は、「ビデオスキット」「ソング&チャント」「単語カード」「アクティビティ ワークシート」「ピクチャーボード」といった5つの教材がセットになったもの。この5つの教材を使って、子どもたちを飽きさせないバラエティに富んだ内容の英語活動が行える。「Class Play Kit」に設定されているテーマは、「算数の世界」「体育の世界」「家庭の世界」「国語の世界」の4つ。この4つのテーマにそって5つの教材を使用できる。
「ビデオスキット」は全2巻で、英語を通して異文化に触れる楽しいミニドラマが収録されている。その内容は、1巻は「あいさつ」や「数」など、2巻は「できる・できない」「好き嫌い」などに関するものとなっている。
「ソング&チャント」は英語圏の子どもに親しまれている歌とチャントがビデオとCDに収められている。1巻には14の曲と6つのチャント、2巻には14の曲と3つのチャントがあり、歌いながら英語に慣れてもらうことがねらい。解説書には、それぞれの歌の歌詞と日本語訳、楽譜が載っている。
「単語カード」は124枚のカードが2セットあり、それぞれのカードにはイラストと英単語が描かれている。数字のカード20枚、色のカード10枚、動物のカード20枚など、ジャンルは全部で10種類。ゲームにも使えるハガキ大のカードとなっている。

120の活動をまとめた『小学校活動例集 ショートタイム120』

「アクティビティ ワークシート」に載っているのは、遊び感覚で英語のコミュニケーションが取れる活用例。全部で24例のアクティビティと27枚のワークシートから成り、先に挙げた4つの世界のテーマに分けて活用例が紹介されている。ワークシートはコピー対応となっていて、学校で教育を担当する人ならば、児童の英語表現活動を目的として、一部をコピーして使用することができる。

英語の物語 には 3話 収められている

「ピクチャーボード」はイラストと英単語が描かれた20枚のB3版の単語ボードにリズムCDが付いている。単語ボードは「Numbers」や「Action words」など13のジャンルに分けられ、紹介されている単語総数は203語にもなる。

 また小学館プロダクションのサイトには「Class Play Kit」の教材を活用したアイデア集も紹介されているが、画用紙や厚紙で作ったサイコロに「アクティビティ ワークシート」のイラストをジャンル別に貼って、ゲームに利用する「Q-Dice」や、単語カードの大きさにTシャツ型の型紙を作って、毛糸を付けて持ち歩けるようにする「Let's make a T-Shirt!」など、すぐにでも授業に使えそうなものばかりだ。

英語のうたには 全10曲を収録

小学館プロダクションの教材では、他にも120の活動例をイラストで分かりやすくまとめた「小学校活動例集 ショートタイム120」や、クリスマスやハロウィンなどの行事の歌など全10曲を収録した「VHS 英語のうた」、やさしい英語表現で作られた物語3話を収めた「VHS 英語の物語」といったものも出されている。

小学校英語教材

教材 Class Play Kit
会社名 小学館プロダクション
対象 小学校向け製品
構成 ビデオスキット(VHS2巻、解説書)、ソング&チャント(VHS2巻、CD、解説書)、単語カード2箱、アクティビティ ワークシート1冊、ピクチャーボード(ボード20枚、CD)
主な内容 英会話や英語の歌、チャンツなどの視聴覚教材、単語を楽しむカードや大型ボードにリズムCD、表現活動に有効なアクティビティとワークシート集など、小学校英語活動に必要なアイテムをそろえている。
価格 全セット:50,000円 、ビデオスキット:9,000円
ソング&チャント:12,000円 、単語カード:7,000円
アクティビティ ワークシート:8,500円
ピクチャーボード:19,000円(いずれも税込み)
アドレス http://www.shopro.co.jp/classplaykit/

リープパッド®ラーニングシステム

タッチペンで絵に触れながら、英語の発音を学ぶ

株式会社インタープログ

ペンでタッチすると英語が発音されるリープパッ ドラーニングシステム

リープパッド本体にワークブックセットして、そこに描かれている絵や文字をペンでタッチしていくと、正しい英語が発音されていくというシステムは、まだ英語に不慣れな児童の興味・関心を引き付けるのには最適な学習方法。「はじめての学校英語セット」では、文字や絵を「見る」、英語の発音を「聞く」、興味を持った部分にペンで「触れる」という3つの要素を組み合わせることで、はじめて英語に触れる児童の学習意欲を向上させることにつなげている。
このワークブックとプレイヤー本体を組み合わせたリープパッド®ラーニングシステムは、アメリカの教育機器メーカーであるリープフロッグ社が開発した対話型学習システムで、アメリカでは語学以外にも、算数、社会科、理科などの各教科の教材が用意され、多くの学校で採用されているという。
実際に学習を進める場合は、リープパッド本体にカートリッジを差し込んでから、ワークブックのページを広げて電源を入れる。最初にワークブックに描かれている「GO」マークをタッチペンでクリックしてから、いろいろな絵をタッチしていくと、それに合わせて英語が発音されるという流れ。英語モードの場合は英語だけが発音され、日本語モードに切り替えると日本語の後に、英語が発音されるようになる。さらに「ゲーム」をクリックすると、英語で質問されるので、ワークブックに描かれている正しいと思った場所をクリックする。正解すれば次の問題が出題され、3問正解でゲームは終了。このゲームで、どこまで英語を理解したか確かめられる。

リープパッド本体の上に ワークブックを広げる

そして、小学校の場合は指導する先生の側も、英語の授業がはじめてということで、授業の進め方で迷うことがないように、「教師用 指導の手引き」が付属されている。この指導の手引きでは、機器の使い方から、カリキュラムの組み方、ゲームの解説などが分かりやすく紹介されている。

パソコンと違って、準備の手間がかからず、どこでも持ち運びができるのがリープパッドの特徴。ペンでタッチすると、すぐに英語が発音されるので、テープやCD教材と比べても、即答性の点で優れている。1人1台、あるいは班ごとに1台のリープパッドが使える環境が理想的だが、約200単語のピクチャーカード図案集「すぐできる!英語の授業」を組み合わせた「リープパッド一斉授業セット」ならば、ピクチャーカードを黒板に掲示して、1台のリープパッドを先生が使って、英語の授業を進めていくことができる。
また、その他にもリープパッドにセットできるワークブックとして、東京書籍の「Junior Horizon Hi, English!」に完全準拠した「Junior Horizon Hi, English! Book 1完全準拠リープパッド®ブック」(小学3・4年生対象)、「Junior Horizon Hi, English! Book 2完全準拠リープパッド®ブック」(小学5・6年生対象)などが製品化されていて、英語の基本的なあいさつや、動物、食べ物の名前など、生きた英語を聞きながら覚えられる。

小学校英語教材

教材 リープパッド®ラーニングシステム
会社名 株式会社インタープログ
対象 小学校向け製品
構成 「はじめての学校英語セット」:リープパッド®プレイヤー本体、ワークブック、カートリッジ、
タッチペン、ヘッドフォン、ACアダプター、教師用指導の手引き
主な内容 ワークブックをリープパッド本体にセットして、ペンでタッチしていくと英語が発音されたり、ゲームで質問されたりする
価格 「はじめての学校英語セット」 
スタートキット単品:13,440円、スタートキット11本セット:136,290円、
レベルアップキット単品:10,500円、レベルアップキット11本セット:103,950円(いずれも税込み)

GenkiEnglish カードゲーム

英語を使ってカードゲームをプレイ

株式会社GenkiEnglish.com

カードゲームのカバー画像

http://genkienglish.net/cardgamej.htm
リチャード・グレアンさんは、1997年から2000年まで、地方公共団体が、総務省、外務省、文部科学省などの協力で進めるJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)により、愛媛県の小学校で英語を教えていた。その経験を活かして、現在では小学校での英語の教え方を指導する「先生のためのトレーニングセミナー」の開催や、子どもたちに英語を覚えてもらう歌やソフト、ビデオ、ホームページの開発を行っている。

印刷して使用するカード

グレアンさんが開発した教材は、Genki Englishのホームページで紹介されているが、そのうちの一つが「GenkiEnglish カードゲーム」。カードゲーム好きの子どもたちが、遊びながら英語の練習ができるようになっている。このゲームは英語を使ってプレイすることになるので、ゲームを始める前の準備として、GenkiEnglishの歌を歌って、ゲームに出てくる動物や数字の英語を練習しておくことがおすすめ。その他にもHeightやLengthといった単語も、サイトにある発音ガイドを使いながら練習をしておいた方が良い。

友達どうしでカードの数を競う

準備が出来たらゲームを開始。2~4人のグループに別れたら、それぞれのグループに18枚のカードを渡してメンバーに配らせる。この時に自分が何のカードを持っているか、相手に見せないように注意。ジャンケンで順番を決めたら、勝った人が自分の持っているカードの中から一番上のカードをめくる。カードには、それぞれの動物のHeight(高さ)、Length(長さ)、Weight(重さ)、Top Speed(速さ)、Age(年齢)が数字で書かれているので、その中から一番強そうなものを英語で指定する。他のプレイヤーも一番上のカードをめくり、指定された項目の数字を比べて、高かった人が勝ちとなる。勝ったプレイヤーは負けたプレイヤーのカードをもらって、自分の持っているカードの一番下に入れる。次からは勝ったプレイヤーが一番上のカードをめくって項目を指定するといったように、これを繰り返していく。カードが無くなったプレイヤーはアウトで、誰か一人が勝つまでゲームが続けられる。また、ゲーム中に日本語を使ってしまったら、一番上のカードを相手に渡すといったペナルティを決めておくと、ゲームが一層おもしろくなる。(HPに音声と画像によるわかりやすい遊び方が公開されています)

カードを印刷したものも販売

18枚のカードはGenkiEnglishのサイトからプリントアウトすることができ、CDオーナーなら、さらに16枚のカードをプリントアウトすることが可能。その他にも34枚のカードを印刷して、英語と日本語の説明を付けたパックも販売されている。このカードゲームは、CD教材やワークセットを、一つにまとめたGenkiEnglishのスーパーパックにも収められている。
プレイしているうちに友達どうしで英語を話し合うようになるというのが、カードゲームの利点。新しいゲームをやりたいという気持ちから、もっと英語を覚えたいと思えるようになる。ここで忘れてはいけないのは、カードゲームをプレイするのは、教育目的のためであるということ。事前に子どもたちに覚えさせる英語を決めてから、どんな歌やゲームを行うかを決めることが大切だとしている。

小学校英語教材

教材 GenkiEnglish カードゲーム
会社名 株式会社GenkiEnglish.com
対象 幼稚園~大人
構成 1パックにつきカード34枚、英語と日本語の説明
主な内容 イラストと英単語が描かれたカードで、互いに英語を発音しながら数字を競い合うゲームをプレイする
価格 1パック:880円+送料(10パックで10%割引、20パックで20%割引)
アドレス http://genkienglish.net/cardgamej.htm

しゃべっちゃ英語

音声認識機能でアニメの声優になれる

株式会社ラーニングウェア

はじめに自分のキャラクターを設定

児童向け英語ソフト「しゃべっちゃ英語」は、ゲーム、カラオケ、アニメで、楽しみながら英語に親しんでもらおうというのがねらい。音声認識機能が搭載されていて、パソコンのマイクで、英語を発声しているうちに、1500以上の単語やフレーズが身に付けられるようになっている。英語にはアメリカ英語とイギリス英語の2種類があるが、インストールする時に選択することで、どちらでも学習することが可能。魔法の家を訪ねる「家の巻」、すてきな街を探検する「街の巻」、世界中を旅する「旅の巻」の3種類があり、各巻ともにベーシック版と、ヘッドマイクが添付されているデラックス版がある。

ぬり絵など楽しい ゲームがいっぱい

「しゃべっちゃ英語」では、ソフトの中の世界を冒険するという設定になっているが、最初にやるべきことは、自分のキャラクターの設定。好きな顔、髪型、服装を選んで、自分だけのキャラクターを作り上げていく。その自分の分身であるキャラクターが、冒険の世界に飛び込むことになるが、画面のあちこちをクリックすると、その絵にあった英語が発音される。さらに画面の中にはクリックするとゲームが楽しめるポイントがあり、「ぬり絵」や「間違いさがし」などゲームは全部で15種類。「ダンススクール」や「買い物ゲーム」などは、しゃべっちゃモードにしてマイクを通じて自分の声で答えていくこともできる。このゲームはプレイしているうちに、レベルが上がっていくので、自然と英語力が高められることになる。

カラオケでヒアリングを練習

そして、音声認識機能を活用して、歌いながら英語耳とスピーキングに大切なリズム感を身に付けられるのがカラオケのコーナー。各巻に7~9曲が入っていて、まずビデオスタジオのステージを見ながらヒアリングを練習。こうして英語の曲に耳がなれたら練習スタジオで録音再生を繰り返して正しい英語の発音を目と耳でチェックする。そして自信がついたところで、録音スタジオで自分の歌を吹き込み、オリジナル・ミュージックムービーを完成させる。

アニメの声優に挑戦

アニメのコーナーでは、声優になって主役の声を自分で吹き込むことにチャレンジできる。各巻には、日常会話を使ったアニメが35~40話も収録されていて、好きなキャラクターのセリフを録音再生で練習して、ムービーに合わせて声を入れていく。これで、物語の主役が自分の声で話すアニメの出来上がり。こうしてアニメの主役を演じているうち、英語のイントネーションが高まっていく。

パッケージ画像

「しゃべっちゃ英語」には、全部で300~700の英単語やフレーズが収められているが、それをまとめて見ることができるのが「イラストライブラリー」。イラストをクリックして発音を聞いたり、録音再生でお手本と比較して発音チェックができる。実際に「しゃべっちゃ英語」を導入した小学校では、このイラストライブラリーのコーナーを活用して、発話トレーニングを行わせているという。
さらに、学習のまとめとして、どれだけ英語の探検が進んでいるか「学習記録チャート」でチェック。ゲームやカラオケを、やればやるほどチャート上のアイテムが増えていくので、子どもにとって学習の励みとなる。

小学校英語教材

教材 しゃべっちゃ英語
会社名 株式会社ラーニングウェア
対象 4歳~13歳
構成 CD-ROM2枚組、ユーザーマニュアル1冊、ヘッドセットマイク1個(デラックス版のみ)
主な内容 マイクで英語を発音して、ゲームをプレイしたり、カラオケを歌ったり、アニメの声を吹き込んだりする
価格 「家の巻」「街の巻」「旅の巻」:各デラックス版13,020円、各ベーシック版11,760円(いずれも税込み)

エンジョイ小学校英語

小鳥のチャーピーと冒険しながら英語を学習

株式会社CAIメディア共同開発

エンジョイ小学校英語のメイン画面

http://www.smocca.co.jp/SMOCCA/English/enjoy-junior-english/
小学校のうちに覚えておきたい英語の語彙や会話表現を、繰り返し学習することで、無理なく身に付けることができるのが「エンジョイ小学校英語」の特徴。CD-ROM教材の特徴を生かして、音声認識機能により、ストーリーに参加して、実際に発音しながら、実践的な英会話を練習することができる。1日10~15分程度の学習で、英語の「聞き取り」「発音」「書き取り」「文法」「表現力」を、総合的に学習する。

楽しいゲームもいっぱい

ストーリーの主人公となるのは、小鳥のチャーピーチョコレート。チャーピーの親友である蚊のイーサンとともに、森の住民を助けるために冒険の世界に飛び込むが、チャーピーはおっちょこちょいの怖がり屋で、イーサンはお調子者。そこで、プレイヤーが手助けして、事件を解決に導いてあげることになる。このストーリーの中には、楽しいゲームや英語の歌も盛り込まれている上、成績管理や確認テストも用意されているので、どれだけ英語を覚えたかも、すぐに確かめられる。

子どもを引き付けるストーリー

「エンジョイ小学校英語」の1年度コースは、第1部と第2部の構成からなり52週分が1セットとなっている。
第1部の「シャルロットを探せ!」は、1号から26号までが26冊のテキストと26枚のCD-ROMのセットになっている。学習内容は、1号「はじめまして!ぼくチャーピー!」(あいさつ、自己紹介)、2号「助けをよんでいるのはだれ!?」(あいさつ、自己紹介)、3号「妹のシャルロットが行方不明!?」(アルファベット)、4号「シャルロットを探して!」(アルファベット)、5号「そこにいるのはだれ!?」(身近な英単語)、6号「それはアルファベットのCで始まるもの!」(身近な英単語)、7号「みんなの声がなくなった!?」(動物の名前)、8号「どの子がダニエル!?」(動物の名前)、9号「色が消えた花畑!?」(色の名前)、10号「ジェイコブの落し物!」(色の名前)。ストーリーを進めながら、チャーピーが言った通りに英語の音マネをしたり、学習した基本フレーズを使ってチャーピーと実際におしゃべりしたりしながら、アルファベットや英単語をマスターする。

学習結果で到達度が一目で分かる

第2部となる「イーサンを救え!」は、月刊で発行されたため1号につき2枚のCD-ROMと1冊のガイドブックが付いていて、1つの商品には4つのストーリー(4週分)が収録されている。今回はチャーピーが親友のイーサンを助けるために大活躍。ストーリーを進めながら、日常生活の動作や季節などの英単語を学ぶ内容となっている。こうして段階を追って学習を進めていくことで、英検5-4級程度の英語力を身に付けることが目標とされている。
また、別売の英会話ロボット「チャーピーチョコレート」を、パソコンにつなげると画面の外でもチャーピーが、おしゃべりしたり、羽を動かしたりしてくれる。このロボットのチャーピーとパソコンは付属のUSBケーブルでつなぐだけ。後は、オーディオデバイスの「音の再生」と「録音」でUSB Audio CODECを選択してから「エンジョイ小学校英語」を起動すれば、ロボットが動き出す。このロボットとの臨場感ある会話で、より学習が楽しいものとなる。
そして、「エンジョイ小学校英語」の第2部となる「イーサンを救え!」も、月刊のペースで発行されている。1号につき2枚のCD-ROMと1冊のガイドブックが付いていて、1つの商品には4つのストーリーが収録されている。今回はチャーピーが親友のイーサンを助けるために大活躍。ストーリーを進めながら、日常生活の動作や季節などの英単語を学ぶ内容となっている。
教材 エンジョイ小学校英語
会社名 株式会社CAIメディア共同開発
対象 英語をはじめて学ぶ児童(小学生)
構成 1号から52号セット(1年度コース):テキスト32冊、CD-ROM39枚、卓上マイク1個
主な内容 小鳥のチャーピーと一緒に森を冒険し、英語の音マネや会話を楽しみながら、アルファベットや英単語をマスターする
価格 12,600円(税込み)
アドレス http://www.smocca.co.jp/SMOCCA/English/enjoy-junior-english/
中学・高校で6年間に渡り英語を習っても、英語を話すことができない生徒が多い中、子どもの頭の柔らかいうちに英語に親しんでもらおうということで生まれたのが小学校での英語活動。ここで無理やり英語を覚えさせるのでは、早い時期から英語に触れさせる意味がありません。まずは、英語を聞いたり話したりすることが楽しいと思わせることが大事。子どもを英語嫌いにさせないように、楽しい英語活動をすすめてください。
※当記事の情報は、公開当時のものです。
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