2025.09.17
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新刊『支援が必要な子からちょっと不器用な子まで 子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑』

特別支援学級の子どもたちが学習や活動に集中できない理由に、文房具(道具)をうまく使えないためにイライラしたり、やる気をなくしたりすることがあります。そうした子どもたちの困りごとを文房具から解決する方法を紹介した新刊です。
文具メーカーに商品開発の裏話などを取材したインタビュー記事も掲載。文房具の世界がさらに広がること間違いなしの一冊です!

うまく使えないのは子どものせいじゃない。道具がマッチしなかっただけ!

特別支援学校の主幹教諭・研究主任である佐藤義竹先生に、子どもたちがどんなことで困っているのか、それを解決するためのポイントは何かを提示してもらい、それを受けて文房具の専門家・ふじいなおみさんが悩みを解決するアイテムをセレクト(その数250点以上!)。

「書く」「消す」「切る」「塗る」など動作別に解決アイテムを掲載。また、「片付けられない」「すぐになくしてしまう」など、日常生活の中での困りごとを解決するためのアイデア文房具も紹介しています。学校の先生や保護者に紹介することで、子どもたちの学校生活はハッピーに変わるはずです。

著者:ふじい氏より

文房具プレゼンターのふじいなおみです。

学童が使う文房具は、子どもがいる限り必ず使われていくものだと考えております。タブレット学習も広がりましたが、やはりノートやプリントに鉛筆で文字を書き、ノリで貼る。登下校の時にランドセルを背負い、連絡帳やプリントを入れて持ち帰る。書道や習字を習う、粘土での作品制作や工作をする。そのようなことはずっと続くと思っています。

そんな日々を小学4年生の娘を介して見ながら、保護者や学校関係者はそれぞれの文房具の優れた点を理解して選んでいるのだろうか?値段や見た目だけで決めているのではないか?特に「困った」を持っているお子さんには、それを解決できる文房具があることを知ってほしい。そんな気持ちからこの本作りは始まりました。本書で「困った」から抜け出せるお子さんが少しでも多くいらっしゃればととても嬉しいです。

目次

はじめに

第1章 動作の困ったを解決する文房具たち
書く1
 Column 1「こんなのほしかった!」
書く2
 Column 2「B5サイズのプリントがB5ノートに貼れないワケ」
消す
 Column 3「ほかにもあるよ!消しゴムあれこれ」
 Column 4「消しゴムの豆ちしき  紙の帯(スリーブ)が巻かれているワケ」
描く・塗る
切る・貼る
 Column 5「工作の下ごしらえに便利な道具」
 Column 6「マスキングテープで作品作り」
はかる
折る・組み立てる
とじる・留める
しまう・片付ける

第2章 日常生活の困ったを解決する文房具たち
物や時間の管理
 Column 7「先生・保護者にうれしい「 テプラ」が大進化!」
そのほか サポートアイテム
 Column 8「写真やカードの角を丸くするパンチと同じ位置に穴があくパンチ」

第3章 もっとハッピーになる文房具のおはなし
もっと知りたい! あの文房具ができるまで
 STORY 1 先生、保護者、子どもたちからのフィードバックを重ね続ける
 STORY 2 フレキシブルな発想で商品を見つめ直す
 STORY 3 ものづくりの技術を子どもを応援する力へ変換
 STORY 4  “一人でも多くの人に” 老舗はさみメーカーの挑戦
 STORY 5  “みんなが使いやすい”をノートの世界に
特別座談会
 左利きと子どもたちの「使いやすさ」を考える

掲載メーカー一覧

新刊『支援が必要な子からちょっと不器用な子まで 子どもの困ったを解決するハッピー文房具図鑑』

著:ふじいなおみ 監:佐藤義竹
発行:学事出版
価格:2,970円(税込)
仕様:AB・128ページ

文・画像提供:学事出版

※当記事のすべてのコンテンツ(文・画像等)の無断使用を禁じます。

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