2022.05.25
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新刊『気になる子のインクルーシブ教育・保育: 幼稚園教諭・保育士養成課程、教職課程対応』

本書は、教職課程と保育士養成課程の両課程で使えるテキストとして、特別支援教育の概略や様々な障害等に起因する教育的なニーズを「つかむ」、特別支援教育の対象となる子どもたちを多様な就学先に「つなぐ」、ICTや感覚統合など、これからの教育・保育に期待される教育技術・教育実践を「つかう」の3部構成から、教育・保育現場の「気になる子」に対する教育課題を総合的に理解することを試みました。実践的な内容も掘り下げられており、初学者から現職者まで幅広く活用できる内容です。

野内先生、綿引先生より

「なぜ、この子はほかの子と同じことができないのでしょうか?」

近年、このような相談を現場の先生方や保護者からいただくことが増えてきました。一方で、教育・保育現場の「気になる子」のなかには、何らかの支援を必要としているにもかかわらず、努力不足やわがままなどの誤解や無理解により苦しんでいるケースも少なくないように感じます。

子どもが伸び伸びと育っていくためには、◯◯障害というラベルから捉えるのではなく、その子の教育的ニーズに対する理解と適切な支援が求められます。そのような視点から、本書は対人援助職としての根幹を大切にしたいと考え、大学等の教員に加えて、医師やSW等の専門職、当事者である保護者にもご執筆いただきました。保幼小をシームレスにつなぐこの1冊から、支援の輪が広がっていくことを願っています。

目次

第1部 特別支援教育と多様な教育的ニーズ(つかむ)
 第1章 特別支援教育とは
 第2章 障害の理解と支援
 第3章 発達障害の理解と支援
 第4章 多様な教育的ニーズの理解と支援

第2部 就学と連続性のある多様な学びの場(つなぐ)
 第5章 連続性のある多様な学びの場と特別支援教育
 第6章 通級による指導と特別支援学級
 第7章 特別支援教育コーディネーターと園内支援体制
 第8章 「個別の指導計画」・「個別の教育支援計画」の策定とアセスメント
 第9章 関係機関や保護者との連携

第3部 「気になる子」の発達に応じた実践(つかう)
 第10章 各領域における指導の留意点
 第11章 子どもの遊びと感覚統合
 第12章 子どもの発達と気になる行動
 第13章 子どもの教育的ニーズに応じたICT機器の意義と活用
 第14章 保育におけるアダプテッド

新刊『気になる子のインクルーシブ教育・保育: 幼稚園教諭・保育士養成課程、教職課程対応』

編著:野内友規、綿引清勝
定価: 2,420円(税込)
発行:中央法規出版
仕様:B5 226頁

画像提供:中央法規出版

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