2019.07.03
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新刊『子どもが作った問題集 こどモン~解いて!作って!思考力を伸ばそう 』

新刊『子どもが作った問題集 こどモン~解いて!作って!思考力を伸ばそう 』(編著:花まる学習会 監修:高濱正伸、エッセンシャル出版社刊)をご紹介します。

AI時代は、解く力より作る力が必要です!

史上初!子どもたちが作った問題集ができあがりました!

【内容】

与えられたドリルをこなすことで身につく力(解く力)も、子どもたちには必要ではありますが、これからの時代は、さまざまな問題を発見する力(作る力)が求められます。近い将来、AIに多くの仕事が奪われるだろうと言われています。すでに人間よりもコンピュータのほうが勝っている部分が大きく、「解く力」だけを比べればそれも当然のことでしょう。
そうした時代を生きていくためには、AIを使う側にならなければならず、そこで必要とされるのが、問題を発見する力(作る力)です。 また、問題を作ることで問題を客観視することができるようになり、他者性や作問のねらいに対するアンテナが発達していきます。さらに本書では、「わかったつもり」ではなく「本当にわかっている」になるにはどうすればいいかも伝えます。

「理解度」は1~5段階にわけられます。
理解度1・・・聞いてフムフムとわかる
理解度2・・・自分で解ける
理解度3・・・自分でスラスラ解ける
理解度4・・・人に教えられる
理解度5・・・複数の人前で教えられる、問題が作れる

「本当にわかっている」といえるのは、理解度4・・・人に教えられる段階からです。人に説明し納得させるには、全体を構造化してポイントを絞るなど、まったく別の創造的知的活動が必要です。

お友だちがつくった問題を解こう!

問題づくりのアドバイス

お手本もあるよ!

本書の章立て

1 試行錯誤の章 ~手を動かして、あれこれ試す力を鍛えよう~
2 発見の章 ~「!」と思いつく力を鍛えよう~
3 平面図形の章 ~見えないものを見える力を鍛えよう~
4 論理の章 ~筋の通った論理的な思考ができる力を鍛えよう~
5 国語・漢字の章 ~未知の言葉や知識を楽しんで、自分のものにする力を鍛えよう~

【おすすめのポイント】

この本のどの章にも共通しているのが、まず、子どもたちの遊び心溢れる視点で、素材が選ばれていること。子どもが作った問題だからこそ、解く側の子どもたちも自然と夢中になることができます。また同じ学年の子が作ったというのは、子どもたちのライバル心に火をつけます。「よーし、自分だって!」と思ってもらえれば嬉しいです。「試行錯誤」「発見」「平面図形」「論理」「国語漢字」それぞれ、その分野の問題を解く経験を積み重ねていくことは、将来、「メシが食える力」にもつながっていくことでしょう。

【本書誕生のきっかけ】

本書を編集した花まる学習会が、公立小学校と一緒に取り組みを行なうようになり12年以上がたちます。最初は子どもたちに“なぞぺー”という花まる学習会のオリジナル教材を解いてもらっていました。
慣れてきたころから、そのなぞぺーを参考にして、“子どもたちが作った問題”をプリントにして、お互いに解く取り組みを始めました。すると、こちらが予想していた以上に子どもたちの問題に対する意欲がどんどん伸び始めました。どんな問題でも、最初に大切になってくるのは「やってみたい!」「これ、面白そう!」と思う意欲です。 それは、中学、高校、と学年があがり、高度な問題に取り組むようになっても絶対に必要なものです。
いつか、「子どもたちの作った問題集」を作ることができれば、市販の問題集とは一味違った魅力的なものができるだろう、この考えが本書誕生につながりました。

新刊『子どもが作った問題集 こどモン~解いて!作って!思考力を伸ばそう 』

花まる学習会 著、高濱正伸 監修
価格:1100円+税
B5版 112ページ

文・構成:エッセンシャル出版社

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