『イラストと設題で学ぶ 学校のリスクマネジメント ワークブック』
新刊『イラストと設題で学ぶ 学校のリスクマネジメント ワークブック』(坂田 仰、河内 祥子 著、時事通信出版局 刊)をご紹介します。
学校事故を予防するリスクマネジメント
先生の学校、「安全配慮義務」は大丈夫ですか? 子ども達が事故に遭わないために教職員が留意すべきことをイラストと演習で学べるワークブックです。
【本書の章立て】
はしがき
本書の使い方
総論:学校のリスクマネジメントをどう行うか
1 イラストで学ぶ学校のリスクマネジメント
事例 1 登下校で
事例 2 休み時間の校庭で
事例 3 そうじの時間
事例 4 プール授業で
事例 5 運動会で
2 設題で学ぶ学校のリスクマネジメント
設題1 課外活動中の落雷事故
設題2 休み時間中の体育館使用と管理責任
設題3 昼休み中の校庭事故
設題4 発達障害児と水泳訓練中の事故
設題5 発達障害を有する児童のいじめ
3 残された課題
資料(関係法令・通知)
【おすすめポイント】
学校事故の裁判例から見えてくる、学校のリスクマネジメントに必要な観点は、大きく三つにまとめることができます。
1. 教育効果と内在する危険を踏まえて自校での教育方針を決定する。
2. 施設・設備は常に安全な状態を確保する。
3. 丁寧な指導、安全指導を徹底する。
こうした情報を教職員間で共有し、学校現場でリスクマネジメントについて議論していくことで防げた事故が多々あります。
しかし、残念ながら、現状において学校現場の先生方の意識には、リスクを踏まえて対応する必要を感じている先生と、そうではない先生との間に「大きな格差」 があります。
だからこそ、教育活動に内在するリスクと向き合う機会をぜひ本ワークブックを活用して学んでみてください。教職員間で本書に設定された課題について議論を重ねることで、学校全体のリスクマネジメントに対する感度が高まっていきます。
『イラストと設題で学ぶ 学校のリスクマネジメント ワークブック』
『イラストと設題で学ぶ 学校のリスクマネジメント ワークブック』
坂田 仰、河内 祥子 著
価格: 900円+税
B5判 80ページ
文・構成:時事通信出版局 出版事業部 坂本建一郎
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