2017.05.17
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『ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング』

プログラミングの絵本『ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング』(リンダ・リウカス 著、鳥井雪 訳、翔泳社 刊)をご紹介します。

教育大国フィンランド発、親子で楽しくプログラミングに触れる絵本

日本でも初等中等教育段階でのプログラミング教育の推進が始まり、テクノロジーやプログラミングに関する知識は子ども達にも必要不可欠になりつつあります。プログラミングを、子ども達が身近に感じ、楽しく学んでいける本があればいい――このような思いから生まれたのが「ルビィのぼうけん(原題:Hello Ruby)」です。

【おすすめポイント】

この絵本では、プログラミングのいわゆる「コード」は一文字も出てきません。4~11歳の子どもが親と一緒に楽しめる工夫がされており、前半の「好奇心いっぱいの女の子、ルビィが宝石集めの冒険をする絵本パート」と、後半の「練習問題パート」を通じて、プログラミングに必要な考え方に触れることができます。例えば、大きな問題を小さな問題に分けること、散らばった情報からパターンを見つけること、などです。

これらのプログラミングに必要な考え方は、手に負えないように思える世界を解きほぐして、何とか取り組みやすくするのに、大きな手助けとなります。そして、プログラミングは、自分の考えを、動く形にできる楽しさに満ちています。この本がその楽しさを知る一つの入り口になってほしい、そんな著者の願いがこもった一冊です。

【「ルビィのぼうけん」特設サイトのご紹介】

特設サイトでは、
◇登場人物(人じゃないですが)の紹介
◇アクティビティ(素材のダウンロードもあり)
◇けんさくサイト(英語版絵本の公式webページ)
 などをご紹介しておりますので、絵本とあわせてお楽しみください。

『ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング』

『ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング』
リンダ・リウカス 著
鳥井雪 訳
価格: 1,800円+税
B5変・114ページ

関連情報

「New Education Expo 2017(6/16大阪)」セミナーに著者:リンダ・リウカス氏が登壇!

今や世界の教育水準トップランクに位置づけされるフィンランド。そのフィンランドから、世界15か国で翻訳、出版されたプログラミングの絵本『ルビィのぼうけん』の著者であり、ご自身もプログラマーでいらっしゃるリンダ・リカウスさんをお招きし、世界各国から注目される子どもにとって大切なプログラミング教育のポイントについて、他国での取組み事例を交えながらお話しいただきます。

2020年の小学校におけるプログラミング教育必修化を控えた小学校の先生方にとって、知っておきたい内容が盛りだくさんです。

文・構成:翔泳社

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