2018.09.05
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

新刊『深い学び』

新刊『深い学び』(田村学 著、東洋館出版社 刊)をご紹介します。

活用・発揮を繰り返し、子供の知識が「駆動」する!

「主体的」も「対話的」もつかめる。だけど「深い」は分かりにくい――。そんな教育現場からの実際の声を受けて、田村学(國學院大學教授/文部科学省視学委員)著『深い学び』は誕生しました。新学習指導要領における授業改善の視点「主体的・対話的で深い学び」の中でもとりわけ、最も重要であるにもかかわらず、最もイメージしにくいと言われている「深い学び」を取り上げ、その具体を明らかにしていくことを試みます。

本書の章立て

◎Prologue 今期改訂を構造的に理解する
学習指導要領(平成29年3月告示)改訂・実施のスケジュール 
社会に開かれた教育課程
育成を目指す資質・能力
主体的・対話的で深い学び

◎第1章 知識が「駆動」する
「深い学び」と資質・能力の育成

知識が「駆動」する

◎第2章 「深い学び」にアプローチする子供の姿
case1 中学校3年 理科 生命の連続性と生物の進化
case2 小学校6年 社会科 江戸幕府
case3 中学校1年 社会科 北アメリカ州
case4 小学校5年 家庭科 寒い季節の暮らし
case5 小学校3年 音楽科 楽しいリコーダー
case6 中学校2年 保健体育科 支え釣り込み足
case7 中学校2年 国語科 情報の整理と論の展開
case8 小学校1年 国語科 質問と応答
case9 小学校5年 総合的な学習の時間 外来生物と環境
case10 中学校3年 数学科 図形と相似
「深い学び」を仕掛ける教師

◎第3章 「深い学び」を具現する授業デザイン
「深い学び」のためのプロセスの充実 
プロセスを再検討する―「到達点の明確化」と「通過点の具体化」― 
豊かな「学び合い」の展開 

確かな「振り返り」の実施 

◎第4章 「深い学び」を支えるチーム力
「深い学び」のために必要な教師力
「授業研究」の質的転換

子供を見取り、授業を描く

Epilogue「探究モード」への幕は上がった  

【内容紹介】

新学習指導要領が打ち出したメッセージ、それはズバリこのようなことではないか。“2020年代、日本の教育は「探究モード」へ転換する”。これからの授業は、個別バラバラの知識の単なる習得ではなく、習得した知識を繰り返し活用・発揮させ、バラバラだった状態から、相互につながり合い構造化されたり身体化されたりして高度化し、適正な態度や汎用的な能力となっていつでもどこでも使いこなせるようになる、まさに「駆動」しているような状態を目指す必要がある。連日数多くの学校に足を運び、新学習指導要領を伝え届けている著者・田村学先生の現場感覚に裏打ちされた理論を、今まさに改訂を真っ正面から受け止め、新しい授業実践に立ち向かおうとしている先生方に贈る、渾身の一冊です。

「深い学び」の実現を、「知識の構造化」という視点から整理・分析

学習過程の中で知識・技能がどのように相互に関連付けられるかを図解で解説

子供たちが「深い学び」に向かっていく姿の事例、小・中学校の各教科等10本掲載!

豊富なアイコンや写真で、事例がビジュアルにも分かりやすい

新刊『深い学び』

田村学 著
価格: 1,980円+税
四六判 260ページ

文・構成:東洋館出版社

※当記事のすべてのコンテンツ(文・画像等)の無断使用を禁じます。

pagetop