2008.02.04
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サッカー授業スタート!

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 5年生のサッカー授業がスタートしました。今年度本校で取り組む最後の授業研究会に向けて児童とともに授業づくりを行っています。今回の授業のテーマは「やる気も技能も伸ばすサッカー授業」としました。これまでのボール運動では、児童が楽しそうにがんばって活動はしているものの、技能的な面での伸びが課題となっていました。これまでのように楽しく運動する意欲を伸ばしながら技能面も伸ばしたいと考えています。

 小学校のサッカー授業は上手な子とそうでない子の差、あるいは男女の差が大変大きい単元であるといわれます。私自身もこれまではあまり考えず、ただゲームに楽しく取り組ませることだけを考えていました。また、前任校では地域のサッカー大会があるために男子と女子を分けて指導していたりもしました、しかし、これからの体育は仲間と協力し合いながら「楽しい」という気持ちと「できる」という気持ちの両方を児童に味わわせていく必要があると感じています。そこで、今回は基本的な技能づくりと、児童自身が自分の伸びを感じることができる工夫をしてみました。

 授業ではまず基本的な感覚を鍛えます。準備運動の後になわとびの交互跳びを行います。片足でバランスをとりながらリズミカルに動く感覚を身につけることがねらいです。そして、なわとびの後に鬼ごっこを行います。鬼ごっこでは様々な姿勢での走り方、緩急をつけた走り方による巧みな動きの感覚を身につけます。
 次に基礎技能づくりです。ボールタッチやドリブル、そしてワンバウンドリフティング・対面パスなどに取り組みます。すべて音楽に合わせて行い、同じ長さでどのくらいできるようになったかを数えさせます。児童からは「前よりも記録が伸びた!」という声を聞くことができました。自分の技能の伸びを数値として認識できることが大切であるということにあらためて気づきました。

 基本感覚、技能づくりの後はチーム練習とゲームです。ここからはチームのキャプテンを中心に自分たちの作戦を工夫しながら活動します。「ゴールが2つあるから敵を引き寄せて反対側にパスをするといいよ」「いつも反対側に人がいるようにしよう」と様々な攻め方を考えています。先日のゲームでは女子児童もゴールを決めることができました。これからもどんどんゴールを決められるようになったらうれしいと思います。

 今回サッカーの授業に取り組む中で、サッカーに関わる動きを1年生から6年生までの間にどのように指導していくかを明らかにしていく必要があると感じました。特に本校の児童はボールなどを使った遊び経験が少ない実態があります。そのような現状でどのように学校の中で児童に基本的な感覚や技能を身につけさせて行く必要があるかを検討していくことが今後の課題になります。

 2月4日には本単元6時間目の授業を研究授業として行います。授業を見合って課題についての解決方法を探っていきたいと考えています。児童とともによい授業づくりに取り組んでいきたいと思います。

 本校のホームページに課題研究の取り組みや体育行事の様子などを載せております。ぜひご覧下さい。
http://suzuya-e.saitama-city.ed.jp/
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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