2015.02.24
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学習の定着を!

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV) 関田 聖和

 学年のまとめの時期になりました。
 次の学年へつなぐためにしておかないといけないことは,たくさんあります。
子どもたちの個々のことは,指導要録に,個別の指導計画で伝えます。

(こちらも,参照していただけると幸いです。) 
 
 これは,多岐に渡ります。
大切なことだから,丁寧に取り組みたいです。
 
 では,次の学年へつなぐためにしておかないといけないことで,
一つだけ絞るとすれば,何でしょうか。
 わたしは,
当該学年の学習内容を定着すること。
と,考えています。
 
 
 

定着させたい項目は,いろいろ……

 定着させたいことは,いろいろあります。
 

文字

 平仮名,片仮名,漢字,ローマ字
 その活用(読む,書く,使う)

計算

 四則計算,整数,分数,小数,概数

言語活動における習得させたい事柄

 紹介の方法など
  カード,発表,作文,ペープサート,紙芝居……。

学習ツールの活用法

 国語辞典,漢字辞典,百科事典,ウェブサイトの検索の仕方,
 タブレット端末の使い方,ソフトの使い方など

様々な事柄が挙げられるでしょう。
 
 全ては難しいですが,うまくリンクさせて,取り組ませたいと考えています。
 
 

復習システムを取り入れる

 自主勉強のような自学を取り入れたり,
教科書の内容の指導が早く終わった教科の時間を
計画的にうまく使い,復習タイムを設定したりすると
良いでしょう。
 例えば,
・1時間目までの時間を使って,朝学として取り組む。

 


・授業の冒頭や終了5分間使って,ミニテストをする。

 


・復習を一つの単元として,計画する。
 
などができそうです。
 復習システムを作って,効率よく取り組みたいですね。
そして,同じ学年の先生方と相談しながら,進めたいものです。
 
 

各都道府県の自治体が発信している学習ツールを使う

 
 様々な自治体が,基礎学力定着のためのツールをウェブサイトで公開しています。
 
 東京ベーシック・ドリル
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/manabiouen/basic_drill.html
 4年生までの基礎学力がまとめられています。
 
 
http://www.osaka-c.ed.jp/kate/karicen-folder/workbook-for-pref/workbook-index.htm
 国語と算数について,おもしろく取り組むことができるように,
 工夫されたプリントがアップされています。
 

関田 聖和(せきだ きよかず)

兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。

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