学年のまとめの時期になりました。
次の学年へつなぐためにしておかないといけないことは,たくさんあります。
子どもたちの個々のことは,指導要録に,個別の指導計画で伝えます。
(こちらも,参照していただけると幸いです。)
これは,多岐に渡ります。
大切なことだから,丁寧に取り組みたいです。
では,次の学年へつなぐためにしておかないといけないことで,
一つだけ絞るとすれば,何でしょうか。
わたしは,
当該学年の学習内容を定着すること。
と,考えています。
定着させたい項目は,いろいろ……
定着させたいことは,いろいろあります。
文字
平仮名,片仮名,漢字,ローマ字
その活用(読む,書く,使う)
計算
四則計算,整数,分数,小数,概数
言語活動における習得させたい事柄
紹介の方法など
カード,発表,作文,ペープサート,紙芝居……。
学習ツールの活用法
国語辞典,漢字辞典,百科事典,ウェブサイトの検索の仕方,
タブレット端末の使い方,ソフトの使い方など
様々な事柄が挙げられるでしょう。
全ては難しいですが,うまくリンクさせて,取り組ませたいと考えています。
復習システムを取り入れる
自主勉強のような自学を取り入れたり,
教科書の内容の指導が早く終わった教科の時間を
計画的にうまく使い,復習タイムを設定したりすると
良いでしょう。
例えば,
・1時間目までの時間を使って,朝学として取り組む。
・授業の冒頭や終了5分間使って,ミニテストをする。
・復習を一つの単元として,計画する。
などができそうです。
復習システムを作って,効率よく取り組みたいですね。
そして,同じ学年の先生方と相談しながら,進めたいものです。
各都道府県の自治体が発信している学習ツールを使う
様々な自治体が,基礎学力定着のためのツールをウェブサイトで公開しています。
東京ベーシック・ドリル
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/manabiouen/basic_drill.html
4年生までの基礎学力がまとめられています。
http://www.osaka-c.ed.jp/kate/karicen-folder/workbook-for-pref/workbook-index.htm
国語と算数について,おもしろく取り組むことができるように,
工夫されたプリントがアップされています。
関田 聖和(せきだ きよかず)
兵庫県神戸市立桜の宮小学校 特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S-SV)
主な単著:『楽しく学んで国語力アップ!「楽習」授業ネタ&ツール』(明治図書)、『新学期から取り組もう!専手必笑 気になる子への60の手立て』(喜楽研)、『専手必笑!インクルーシブ教育の基礎・基本と学級づくり・授業づくり』(黎明書房)、国語・算数が苦手な子どもへの個別支援プリントシリーズ(全10冊:清風堂)
その他、特別支援教育すきまスキル(明治図書)等共著多数。
同じテーマの執筆者
-
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師
-
京都教育大学附属桃山小学校 教諭
-
さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
-
兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭
-
岡山県教育委員会津山教育事務所教職員課 主任
-
福岡市立千早西小学校 教頭 今林義勝
-
大阪市立堀江小学校 主幹教諭
(大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年) -
大阪府公立小学校 主幹教諭・大阪府小学校国語科教育研究会 研究部長
-
戸田市立戸田第二小学校 教諭・日本授業UD学会埼玉支部代表
-
佛教大学大学院博士後期課程1年
-
小平市立小平第五中学校 主幹教諭
-
兵庫県公立小学校 教諭
-
明石市立錦が丘小学校 教諭
-
木更津市立鎌足小学校
-
北海道公立小学校 教諭
-
東京都東大和市立第八小学校
-
東京学芸大学附属大泉小学校 教諭
-
愛知県公立中学校勤務
-
大阪大谷大学 教育学部 教授
-
東京都品川区立学校
-
岡山県赤磐市立桜が丘小学校 指導教諭
-
神奈川県公立小学校勤務
-
寝屋川市立小学校
ご意見・ご要望、お待ちしています!
この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)