2014.08.25
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『生き方モデル探し』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 

今期のつれづれ日誌では、「学級の教科書」を活用したクラス作りについて紹介をしています。今回は「生き方モデル探し」について紹介したいと思います。

 

 私は普段の授業で、様々な方にゲストティーチャーとしていらしていただき、子どもたちの指導をお願いするようにしています。これまで来ていただいた方は、地域の農家の方や新聞記者さん、また農林水産省の方や大学の先生などたくさんの方にいらしていただきました。また、新聞記事を活用して、いろんな方の生き方にふれる経験をさせるようにしています。

 もちろん、教科などの目標を達成するために行うのが第一ですが、それ以外に子どもたちが様々な方の生き方に触れることで「自分の生き方モデル」を見つけてほしいという意図があります。自分がすばらしいと思った人の生き方を自分の学級教科書に記録していくようにしています。

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生き方モデルを見つけよう!

 今、活躍している人などの中から自分の生き方モデルを見つけてみよう。きっと自分がもっと素敵な自分になるためのヒントがもらえますよ。

 

[先生の生き方モデル]

ニューヨークヤンキースのイチロー選手

 

イチロー選手は年間200本安打の連続記録など、数々の大記録を打ち立ててきました。本当にすばらしい選手です。イチロー選手の次の言葉が先生は一番心に残っています。「小さなことを積み重ねることで、いつの日か、信じられないような力を出せるようになってきます」イチロー選手でも毎日の努力を欠かさないんですね。

 

元ヤンキースの松井秀喜選手

 

松井選手は先生と同じ年です。なので、甲子園時代から松井選手の大ファンでした。松井選手が活躍すると先生はいつもうれしい気持ちになります。松井選手の言葉に『グランド以外でもアスリートであることを忘れない』があります。松井選手はグランド以外でもいつでもきちんとした人間でいようとしています。先生はその姿勢を尊敬しています。

 

横浜FC・三浦知良選手

 

三浦選手は先生が少年サッカーチームでプレーをしていた頃からのあこがれの選手です。Jリーグが始まったころから日本のサッカー界をずっと引っ張ってきました。ワールドカップの代表になれなくてもあきらめずにがんばっています。「今日の1日が勝負だから、先のことは考えられない。引退のことは考えられない」と言っていたことが心に残っています。

 

(『菊池学級教科書』26年度版より)

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  子どもたちは自分が出会った方のすばらしいところなどを教科書に書き込みストックをしていくようにします。きっと、これからの生き方に役立つことが多く書かれるようになると思います。

 

 これからも、子どもたちにたくさんの方々の生き方とふれあわせていきたいと考えています。

菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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