2013.10.31
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『ポップコーン作りを通して食育』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 本校の学校農園では様々な野菜が植えられています。ブロッコリーやレタス、ミニトマトなどから、サツマイモ、大根などが植えてあります。子どもたちは生活科の学習などを中心に野菜の成長について観察をしています。春には全校田植え、秋には稲刈りも行われ、「食育」は本校の中心的な活動となっています。

 

 そんな中、1年生の児童が収穫したトウモロコシを使ってポップコーン作りが行われました。児童は普段おやつなどでポップコーンを食べることが多いようですが、どのようにでき上がるのかを知りません。そこで、今回は材料となるトウモロコシの収穫と、粒を取る作業も児童に行わせることにしました。

 

 トウモロコシの収穫では、自分の背の高さよりも大きいトウモロコシの中に入り、葉をかき分けて実を収穫していました。また、粒を取る作業では、なかなかうまくいかない児童が多かったのですが、友達同士で教え合いながら、上手に取れるようになりました。 

 

「先生、こんなに取れるようになったよ!」

「どのくらいのポップコーンができるのかなあ」

 

と、大変うれしそうに作業をする児童の姿が印象的でした。

 

 ポップコーン作りは、家庭科室で実際に鍋に火をかけて行われました。ポップコーンを作るのが初めての児童がほとんどなので、児童は興味津々で鍋を見つめていました。火をかけて数分後、「ポン!」と音を立ててポップコーンができ始めました。子どもたちは大喜びです。

 

「わあ、すごい!」

「こんな風にできるんだ!」

「早く食べたい」

「鍋にいっぱいになったよ!」

 

 でき上がった後は、すぐに試食です。塩で味付けをされたポップコーンをおいしくいただくことができました。児童は全員笑顔でおいしそうに食べていました。

 

 この経験を通して、児童はきっと普段食べているものが、どのように作られているのか、何から作られているのかということを考えるようになってくれるのではないかと考えています。これからも、生きた食育を目指して指導を工夫していきたいと思います。

菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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