2013.05.28
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小学校1年生での辞書引き学習2

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 今年度担任をしている1年生で、早速辞書引き学習を開始しました。これまでの経験から、学年が低いほど辞書に付箋を貼ることに興味を持ち、進んで取り組む度合いが大きいと感じていましたので、今回1年生で実践できるのをうれしく思っています。

 

 辞書引きを開始してから1週間、まだ慣れずにあまり進まない児童もいますが、早い児童では300枚の付箋をはり付けることができました。朝、学校へ来ると「先生、辞書やっていい?」と進んで学習をしています。本来、学習は自分から進んで行うものだということを改めて実感しました。

 

 今年度は1年生ということもあり、児童と一緒に辞書引きをしています。その際に、いくつか課題を出して言葉をさがさせるようにもしています。

 例えば、以下のようなものです。

 

・2文字の言葉をさがそう

・動物の言葉をさがそう

・カタカナで書かれたものをさがそう

・学校にあるものの言葉をさがそう

・長い言葉をさがそう

 

 特に、長い言葉は児童が競って見つけていました。「○○こくりつこうえん」など、18文字の言葉も見つけました。

 

 辞書引き学習には保護者の方も大変好意的で、協力してくれています。これからこの辞書を使ってどんな学習を展開することができるか、今から楽しみになってきました。

菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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