2012.10.11
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『参考書を活用した学習(辞書引き学習の発展)』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 

   現在担任している4学年で、辞書引き学習を実践しています。辞書引き学習を提唱されている、中部大学の深谷圭助先生に直接ご指導をいただき、国語辞典と漢字辞典で辞書引き学習を行っています。辞書引き学習は辞典の中から自分が知っている言葉や漢字を見つけて付箋をはり付けていくというたいへんシンプルな学習ですが、学習したことが付箋の数の増加によって目に見えるようになり、児童の意欲化にもつながります。また、言葉を自分で調べてみようという自学の姿勢も身についてきます。辞書引きによって様々な力がついてくるという実感をもっております。

 

 今回、深谷先生とある参考書会社さんの方から参考書を使って辞書引きを発展させた実践をしてほしいという依頼を受けました。辞書引きを行っている子どもたちは分からないことをどんどん調べていこうという知的好奇心が高まっています。その知的好奇心を満たす意味で、参考書を辞書引きと同じやり方で使用してみようということでした。

 

使用する参考書は中学年の社会科のものです。児童に参考書を渡すと早速辞書引きと同じように、参考書から興味のあるところを開いて、付箋をはりつけていました。どんなものが見つかるのかという興味と、付箋をはりたいという欲求が合わさって児童は大変意欲的に活動するようになりました。基本的には空いている時間に自学をさせるのですが、授業の中でも活用を行います。例えば、算数の「折れ線グラフ」の授業では、参考書の中から折れ線グラフやその他のグラフを見つけさせたりします。また、社会科の地図記号を復習する際に分からないものを参考書で調べたりもしました。

 

これから、参考書の活用によってどのような成果が出るか楽しみです。今後も報告をしてまいりたいと思います。

菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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