2012.08.02
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『漢字辞典の辞書引き学習!』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 本校の4学年では、4月より国語辞典での辞書引き学習を行っています。辞書引き学習とは、中部大学准教授でいらっしゃる、深谷圭助先生が提唱されている学習法で、辞書の中から知っている言葉をさがし、そこに付箋をつけていく学習法です。自分で調べる態度が身につくほか、豊かな語彙力も身につけられることが報告されており、教育界で注目されています。

 今回、深谷先生にゲストティーチャーとして来校いただき、児童に漢字辞典の辞書引きを指導していただきました。

「辞典の中から知っている漢字をさがして付箋をつけよう!」

という深谷先生の声を聞くと、児童は一斉に辞書をめくり、付箋をつけ始めました。1時間の授業の中で、200枚近くの付箋を貼った児童もいました。

「先生、凸凹って漢字があったよ。」

「先生、壺って漢字が面白い形をしているよ。」

「先生、串って漢字が不思議!」

など、児童は楽しそうに学習をしていました。

授業後の感想では、漢字辞典の辞書引きは楽しくて、学習にもなるので一石二鳥だと思うという声が聞かれました。これから、国語辞典と合わせてがんばっていきたいと思います。

 

菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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