教育エッセイ

教育つれづれ日誌

2012.07.05
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『調べ学習の計画を立てる』（食生活改善プロジェクト）

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当　菊池 健一

 

　現在担任している４学年で「食」をテーマに取り上げた総合学習に取り組んでいます。これまで、学校田での田植え体験や、食に関する記事のスクラップなどを通して、自分で取り組んでみたい課題について考えてきました。そして、同じ課題をもつ仲間とチームを作り、チームテーマを設定しました。

　今回の学習では、これからチームの課題を解決するために、必要な情報集めをしていく計画を立てる活動を行いました。場当たり的に調べ学習を行うと、自分たちの目標を見失う可能性があるだけでなく、ほしい情報を得ることが難しくなります。そこで、何月何日の活動ではだれが、どこで、どんな活動をするかを表にまとめました。そうすることで、毎回の授業で迷うことなく活動に取り組むことができるようになります。

　児童は、

「この日は、インタビューをすることをまとめよう。」

「この日はパソコン室で調べる活動を行おう。」

「この日は図書室で関係のある本をさがそう」

など、話し合いながら計画を立てていました。次回からはこの計画をもとに、いよいよ調べ学習を行っていきます。どのチームも、必要な情報をしっかりと集められるようにサポートしていきたいと思います。

（写真はチームごとに計画を立てている様子です。）

菊池 健一（きくち けんいち）

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習（NIE）を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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