2010.07.19
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『スポーツで地域の活性を目指す』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 6月4日5日に埼玉県熊谷市の熊谷ドームで体育指導委員の関東大会が行われました。関東近県の体育指導委員の方が集まり、実践発表などが行われあつい2日間になりました。

体育指導委員は各自治体から任命され、その地域のスポーツ振興のための活動をしています。私も4年前からさいたま市の体育指導委員を務めています。体育指導委員としての主な活動は、地域のバドミントン教室や卓球教室の実施や、さいたま市のシティーマラソンやさいたま市で行われる実業団駅伝の走路員の仕事等があります。

 私が参加した分科会ではテーマを「未来につながる地域スポーツクラブ」とし、地域型スポーツクラブの創設や運営に体育指導委員がどのようにかかわっているかという発表が行われました。埼玉県の旧北川辺町や幸手市では体育指導委員が中心となって地域型スポーツクラブを作っています。そこで、様々な種目のスポーツ教室が行われ、様々な年代の方がそれぞれの目的で参加しているという報告がありました。これからは、行政や指導委員が押し付けのようにスポーツ教室などを行うのではなく、地域の住民が主体的にスポーツに参加できるようにしていくことが大切であるというお話を伺いました。今回の大会は私自身、体育指導委員としてこれからどのようなことを目標としていかなければならないかということを考える大変よい機会になりました。

私が体育指導委員になった理由は、スポーツを通じて子どもも大人も元気なさいたま市にしたいという願いがあったからです。以前から本業の仕事である小学校教員をしながら日々「子どもも大人も一緒に学んだりスポーツに取り組んだりできる機会がもっとほしい」と考えていました。そんなときに体育指導委員のお話をいただき、現在まで活動をしています。

現在は地域の方にたくさんスポーツ教室に参加していただけるようになりました。しかしまだまだ十分とはいえません。きっと、普段あまり機会がなくてスポーツができない人や地域で活動したいと考えている方はもっといると思います。その方たちへの広報などこれからもさらに行っていきたいと思います。

 日本一スポーツに取り組む人が多いさいたま市
 日本一子どもと大人がふれあっているさいたま市

を目指してがんばっていきたいと思います。

*写真は関東大会が行われた熊谷ドームの様子です。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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