2010.07.05
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『学級満足度アップのために』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 数年前から担当する学級の様子を調べるために「Q-U」の調査を導入しています。「Q-U」とは早稲田大学の河村茂雄教授が考案された調査で、児童の心の状態や学級の状態を客観的に理解することができます。アンケート調査を実施し、児童が満足群・非承認群・傷害行為認知群・不満足群の4つのどのプロットにいるかを評価します。そして、クラス全体ではどのような傾向にあるかもつかむことができます。以前のつれづれ日誌で今年度はじめに行った調査の報告をしました。

前回の結果では、学級の中でうまくやっている「満足群」は全体の約18%でした。それに比べ、友達とうまくやっていないと感じている「傷害行為認知群」が約60%、学校生活に満足できていない「不満足群」が約18%、先生や友達に認められていないと感じている「非承認群」が約4%でした。
この結果を踏まえてこの2ヶ月間の間、以下のような取り組みを行ってきました。

・毎日昇降口で行っている「あいさつ運動」でクラスの児童にあいさつするだけではなく、必ず元気が出る一言添える。
・毎日、児童のノートか日記帳などにコメントを書きこむようにする。
・毎日、授業の中で全員を指名するようにする。
・毎日、児童に2回以上は声をかける。
・授業の開始と終了時のあいさつの際には姿勢を正すことを徹底する。
・朝と帰りの会のあいさつでは大きな声が出せるように声をかける。
・毎日、数名ずつ児童のよいところを保護者の方に報告する。

などです。他にもありますが、児童が自己肯定感を高められるようにできるだけ児童と接するようにしてきました。

 今回(5月末)に行った調査では、「満足群」が18%から39%にアップしました。特に授業や学校行事で活躍した児童が「満足群」の中に増えてきました。しかし、まだまだ私自身は不満です。私の知っている先生でこの「満足群」の割合が90%を超えさせた方がいらっしゃいます。そのクラスは県の綱引き大会で優勝したクラスです。やはり、クラス全員が一つの目標をもってがんばることも必要だと感じています。

 これからも児童の学級満足度がアップするようにがんばってまいりたいと思います。

*写真はクラスの様子です。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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