2010.06.21
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『おいしいお米ができるといいなあ』(全校田植え)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

「わー、どろが気持ち悪い!」
「ぬかるんでいて、うまくあるけないよ!」
東宮下小学校近くの実習田で、子どもたちの大きな声が響きました。

5月17日、東宮下小学校毎年恒例の全校田植えが行われました。本校では毎年地域の方から田んぼをお借りし、苗を植えています。全校で140名程度なので全員が田植えに参加することができます。この日は大変暑い1日でしたが、子どもたちは楽しそうに苗を植えていました。

私自身、これまでの勤務校でぜひ子どもたちと田植えをやってみたいと思っていました。しかしなかなか実現しませんでした。今回東宮下小学校に異動して、「子どもたちと毎日食べているお米がどんなふうに作られているかを体験しながら学びたい」という願いがようやくかないました。

田植えは学年ごとに1列に並び目印のロープに沿って植えていきます。全員が植え終わったらロープを下げてまたそれに沿って植えていきます。子どもたちは毎年行っているので大変上手に植えることができていました。
「となりの田んぼはまっすぐに植えられているけれど、私たちの田んぼは苗が曲がってしまっているね。」
「昔の人はこれを全部手で植えていたなんてすごいな。」
子どもたちは、思い思いに感想を言い合いながら一生懸命に苗を植えていました。

1時間かけて苗を植え終わるとほとんどの子は服も体も泥だらけでした。しかしみんな大変良い顔をしていました。今回植えたお米が秋に実ったら、学校のお祭りでおもちを作ります。それまでしっかりと育ってほしいと思っています。

田植えが終わった後の子どもたちの感想です。

「いねをうえているときにふくがどろどろになってしまいました。でもとても楽しかったです。おかあさんたちもきて手伝ってくれてうれしかったです。」
「どろをふんだとききもちよかったです。いろんな生き物がいました。かえるやおけらもいました。」
「どろはすごくあたたかくて、ころんだりしてとても楽しかったです。」

みんな大変良い思い出を残すことができました。田んぼを提供いただいている地域の方に感謝し、クラスの子たちと苗の成長を見守っていきたいと思います。

*写真は田植えの様子です。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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