2010.04.26
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『Q―Uによるクラス満足度分析を生かして』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

平成22年度がスタートして2週間が経ちました。今年度は、新しい学校、新しいクラスと新しいことがたくさんの新年度スタートとなりました。「どんな子どもたちが迎えてくれるのか」とわくわくしながら始業式を迎えました。とってもすてきな28人の子どもたちが元気に私を迎えてくれました。これから1年間楽しい思い出をたくさん残せるようにがんばりたいと思います。

私はクラスづくりに「Q-U」を活用しています。「Q-U」とは児童のこころの状態や学級の状態を理解するための客観的な調査方法で、早稲田大学の河村茂雄教授が考案されました。満足群・非承認群・傷害行為認知群・不満足群の4つのプロットに分けて、児童がどのプロットにいるかを評価できます。そして、クラス全体としてどのような傾向にあるかもつかむことができます。

今回の調査で、クラスに溶け込めている「満足群」は全体の約18%でした。それに比べ、友達とうまくやっていないと感じている「傷害行為認知群」が約60%、学校生活に満足できていない「不満足群」が約18%、先生や友達に認められていないと感じている「非承認群」が約4%でした。
本校では各学年が単学級でクラス替えがありません。そのため子どもたちは6年生までずっと同じ友達と同じクラスで生活していくことになります。そのことからもクラスの満足度を上げていくようにしなければならないと強く感じました。

今回の結果を踏まえてクラス全体で「満足群」の児童が増えるようにがんばっていきたいと思います。児童個人個人に合わせて、その子を伸ばすための手立てを考えました。

「朝必ずハイタッチをする」
「宿題の漢字を必ずチェックして、言葉を添えて返す」
「話しかけてきたら、忙しくても親身に聞くようにする」
「1日に2回は君を忘れていないよという意味を込めた声掛けをする」
「一緒に外で遊ぶようにする」
「リーダーとしての仕事をみんなの前でほめる」
「必ず授業で指名して自信をつけさせる」・・・

などです。これから子どもたちが、クラスの中で生活する喜びを感じてすばらしい1年間にできるようにがんばっていきたいと思います。

*写真はクラスの子どもたちの様子です。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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