2010.01.18
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『集めた情報をもとに新聞づくり!』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 4年生の総合で取り組んでいる『ケータイプロジェクト』では情報リサーチが終わり、プレゼンテーションに向けて新聞制作がスタートしました。今回のプロジェクトでは各チームで2枚の模造紙に調べた情報の中から必要なものを選んで記事とし、新聞をつくっていきます。新聞はクラスで継続して行っているスクラップ活動などを通して親しんでいるので、取り組みやすい課題だと感じています。

 児童はまず、学校放送番組から「新聞づくりの極意」を学びました。その極意とは、

 (1)おもしろい話題を選ぶ(他の人が知らないことや知りたいと思うことを話題として選ぶ。)
 (2)「どんなふうに」を具体的に書く。
 (3)声に出して読みやすい文章にする。
 (4)見出しは大げさに・なぞかけふうにする。

以上の4点でした。まず(1)では、ケータイについてたくさんのことを調べましたが、みんな知っている当たり前のことを新聞に載せても面白くありません。やはり他の人が知らないことや知りたいだろうと思うことを載せる必要があります。児童は付箋を片手にポートフォリオに入っている情報を選んでいました。
「これは載せたほうがいいよ。」
「この記事は絶対必要だよ。」
と、活発に話し合いをしていました。

 そして、(2)の極意ではケータイのいろんな情報の中でも「どんなふうに」を詳しく書くように心掛けさせました。ケータイでできるエコを調べているチームではリサイクルのことを取り上げていますが、単にリサイクルが大切だということだけでなく、どんなふうにリサイクルされるのかということや、どんなふうにすればリサイクルしやすくなるのかということを考え、記事に盛り込むようにしていました。ケータイ販売店ではリサイクルを進めるためにほかの会社のケータイでもリサイクル品として受け入れていることなどを記事に入れていました。

 さらに(4)の極意を受けて、見出しの工夫もしました。児童の記事の見出しの中には、

『171ってなーに?』(171は防災連絡ダイヤル)
『ケータイでエコ?』
『たくさん使う人にはこれ!』

など、記事の中身を読んでみたくなるようなものがたくさん出てきました。記事が出来上がると極意(3)で学んだように何回も記事を読み返して推敲していきます。友達同士でお互いの記事を読みあって、お互いにアドバイスをしたりもしています。

 記事が出来上がり、割り付けをして大きな模造紙2枚にまとめていきます。各チームどんな新聞が出来上がるか楽しみです。

 *写真は、記事に載せる情報を選んでいる児童様子や児童のポートフォリオです。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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