2009.12.07
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『しっかりと計画を立てて活動開始!』

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 現在4年生の総合で取り組んでいる『ケータイプロジェクト』も「計画」の段階に入りました。各チームのテーマも決まり、児童は情報集めや取材を早くしたいと考えているようですが、まずはしっかりとした情報集め(調べ学習)の計画を立てるようにします。

 総合学習が導入されたころ、児童の課題が決まると計画も立てずに調べる活動を行わせていました。しかし、実際に活動が始まると、

 「先生、何を調べたらいいんですか?」
 「先生、調べてもほしい情報が何もありません。」
 「時間が足りなくて終わりません。」

といった声があり、だらだらと活動を続けてしまった苦い経験があります。また、情報をやみくもに集めてしまい、自分のテーマをいつの間にか忘れてしまうようなこともありました。そのようなことにならないように、限られた時間をどのように使うか、誰がいつ何をどこでどのように調べるのか、もしそこでほしい情報がなかったらどうするのかということを事前にしっかりと考えさせることが大切だと学びました。

 『ケータイプロジェクト』では、チームの計画を立てる際に、チームの活動企画書と活動工程表を作成します。企画書は自分たちが何のために何を調べるのかを明らかにするためのもので、工程表は具体的にどの時間に誰が何を行うのかをはっきりさせるものです。この用紙があると児童は自分の行動を俯瞰することができ、迷いなく行動できます。

 4年生ということもあり企画書や工程表の作成は難しいところもあったのですが、私も一緒になってチームに入りなんとかどのチームも作り上げることができました。

 「君たちの活動の目的は何?」と聞くと、
 「初めてケータイを使う人が危険なことにあわないで、便利にメールを使えるようにするためです。」というしっかりとした答えが返ってきます。

これから行う情報集め(調べ学習)でしっかりとした活動ができるという手ごたえをつかめてきました。 いよいよ次回から情報集め(調べ学習)の段階に入ります。児童は自分たちの計画に従ってテーマに合う情報を集めていきます。がんばって活動してほしいと思います。

*写真は企画書・工程表作りの様子です。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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