2009.02.16
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『みんなたのしく「とびばこ遊び」!』(2年生「とびばこ遊び」より)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 1月27日に今年度第4回目の授業研究会が行われました。今回の授業は2年生の「とびばこ遊び」です。授業の中で児童たちが楽しそうに自分の工夫したとび乗り・とび降りの技を行ったり、友達の技に挑戦したりする活動が行われました。

 授業者のT先生は昨年度も1年生で表現・リズム遊びの授業研究を行っており、大変研究熱心な先生です。ダンスが得意で授業の準備運動の中でリズムダンスを取り入れています。また、休み時間には毎時間子どもと元気に校庭で走り回っており、児童から大変信頼されています。今回も積極的に授業づくりを行い、若さあふれる実践を展開してくれました。

 授業ではまず、リズム運動で児童全員の体をほぐしていきます。[写真1]先生の動きをまねしたり、友達とペアになって体操をしたりします。そして、体育館の中を男女反対に走り、すれ違う時にお互いにタッチをしながら進んでいました。また、リズム運動とともに、「犬歩き」や「ウサギ跳び」などの主運動につながる運動を無理なく取り入れており、しっかりと運動量が確保されていました。
準備運動に音楽を使ったダンスを入れることで、児童の体だけでなく心もほぐすことができると感じました。友達と動きを見せ合ったりタッチをしたりしながら楽しく運動をする心の準備もできていました。また、音楽をかけて行うので毎回同じ時間で準備運動を行うことができ、時間の短縮にもつながります。今後他の学年でもぜひ取り入れていきたいと感じました。

準備運動が終わると用具を準備し、とびばこ遊びがスタートしました。まずは、自分ができる(好きな)とび乗り方・とび降り方・とびこし方でとびばこ遊びを楽しみます。[写真2]びっくりしたのはとび箱を怖がって全く活動できないという児童が1人もいなかったことです。4~5人でグループを作り、どんどんとびばこ遊びに取り組んでいました。

自分の工夫した技に取り組んだ後、何人かの上手な児童の見本を見て、今度は友達の技に挑戦します。格好いい「ライダーキック」で降りる技など、ダイナミックな技も見られました。児童は友達の技を見ながら声をかけたり、技の出来栄えを評価したりしていました。[写真3]


 今回の授業で学んだことは、中学年・高学年で器械運動が苦手な児童を少なくするために低学年の段階から「楽しく」そして「繰り返し」練習をさせていけるような授業を作ることが大切だということです。今回の授業のように、楽しく活動しながら知らないうちに、とびばこの基礎技能や感覚が身についていくような工夫が必要であることがわかりました。今回の取り組みが他の学年でも生かしていけると強く感じました。

 次回は5年生の「とび箱運動」が行われます。高学年での器械運動の指導の在り方をしっかりと研修したいと思っています。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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