11月13日に今年度第1回目の授業研究会が行われました。現在、本校では「楽しく仲良く鍛える体育」を研究テーマに、授業研究を中心に指導法の研究を行っています。今回の授業は1学年の「ボールけりゲーム」です。友達と仲良く、楽しくボールをけったり、とったりする活動を行い、同時にたくさんの運動をする授業実践を行いました。
授業者のK先生は教員2年目のフレッシュな先生です。自らもスポーツに取り組み、いつもはつらつとして元気な先生で、子どもたちに大変人気があります。今回の授業づくりにも積極的に取り組み、素晴らしい実践をしていただきました。
授業では、まずドラゴンボールの歌に合わせた準備運動から始まります。歌に合わせて楽しく体を動かしたり、声を出したりしながら体を温めていきました。準備運動が終わると1人1個ずつボールを持ち、ボールをける練習を行いました。1年生ではまず「ボールをおもいっきりける」ことでこの運動の楽しさを味わうことができます。子どもたちはコートの端から端に向かって何回もボールをけっていました。
ボールをたくさんける練習をした後には、グループに分かれてボールを的に当てる練習です。4人ぐらいのグループでお互いに声を掛け合いながら、的に向かってたくさんキックをしていました。子どもたちのなかでキックにだいぶ慣れてきて何回も的に当てられる子も出てきていました。
的あてのあとは授業のメイン「ボールけりゲーム」です。コートの真ん中に置いてある的(段ボール製)を相手コートにたくさん入れたほうが勝ちとなります。
ここで、K先生から子どもたちに「今日のゲームのめあては『しんにゅうしゃにきをつけろ』だよ」というなげかけがありました。つまり、相手チームが自分たちのチームの陣地にけりいれてきた的を積極的に狙っていこうとさせるためです。子どもたちはチームごとにファイトコールを行い、元気にゲームを行いました。先生のアドバイスを生かしてボールをたくさんの的に当てることができていました。どのチームの子もいきいきと運動に取り組むことができました。
今回の授業で学んだことは、1年生のうちにたくさんボールになれる経験をさせることが大切だということです。私は現在5年生を担任していますが、ボール運動を指導する際に、ボールに慣れていない子が多いことに驚きます。やはり小さいうちにたくさんボールに触る経験を増やせるように授業を工夫する必要があると感じました。
また、1年生にはわかりやすい表現でアドバイスをおくることが大切だということです。「近くの的を狙おう」では1年生には理解しにくく、意欲もわきません。今回のK先生のように「しんにゅうしゃにきをつけろ」と表現することで、1年生の児童にすんなりとアドバイスが理解できると感じました。
今回の第1回目の授業研究ではたくさんの成果を得ることができました。この成果を生かして次回の授業研究も行っていきたいと思います。
授業者のK先生は教員2年目のフレッシュな先生です。自らもスポーツに取り組み、いつもはつらつとして元気な先生で、子どもたちに大変人気があります。今回の授業づくりにも積極的に取り組み、素晴らしい実践をしていただきました。
授業では、まずドラゴンボールの歌に合わせた準備運動から始まります。歌に合わせて楽しく体を動かしたり、声を出したりしながら体を温めていきました。準備運動が終わると1人1個ずつボールを持ち、ボールをける練習を行いました。1年生ではまず「ボールをおもいっきりける」ことでこの運動の楽しさを味わうことができます。子どもたちはコートの端から端に向かって何回もボールをけっていました。
ボールをたくさんける練習をした後には、グループに分かれてボールを的に当てる練習です。4人ぐらいのグループでお互いに声を掛け合いながら、的に向かってたくさんキックをしていました。子どもたちのなかでキックにだいぶ慣れてきて何回も的に当てられる子も出てきていました。
的あてのあとは授業のメイン「ボールけりゲーム」です。コートの真ん中に置いてある的(段ボール製)を相手コートにたくさん入れたほうが勝ちとなります。
ここで、K先生から子どもたちに「今日のゲームのめあては『しんにゅうしゃにきをつけろ』だよ」というなげかけがありました。つまり、相手チームが自分たちのチームの陣地にけりいれてきた的を積極的に狙っていこうとさせるためです。子どもたちはチームごとにファイトコールを行い、元気にゲームを行いました。先生のアドバイスを生かしてボールをたくさんの的に当てることができていました。どのチームの子もいきいきと運動に取り組むことができました。
今回の授業で学んだことは、1年生のうちにたくさんボールになれる経験をさせることが大切だということです。私は現在5年生を担任していますが、ボール運動を指導する際に、ボールに慣れていない子が多いことに驚きます。やはり小さいうちにたくさんボールに触る経験を増やせるように授業を工夫する必要があると感じました。
また、1年生にはわかりやすい表現でアドバイスをおくることが大切だということです。「近くの的を狙おう」では1年生には理解しにくく、意欲もわきません。今回のK先生のように「しんにゅうしゃにきをつけろ」と表現することで、1年生の児童にすんなりとアドバイスが理解できると感じました。
今回の第1回目の授業研究ではたくさんの成果を得ることができました。この成果を生かして次回の授業研究も行っていきたいと思います。




菊池 健一(きくち けんいち)
さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。
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