2008.09.15
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夏休みの研修(3)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当 菊池 健一

 今年度は教職10年目ということで、「10年経験者研修」に取り組んでいます。夏休み中に行われた研修で「初任者サポート研修」というものがありました。さいたま市では10年経験者が今年度の初任者に教科指導の実践と校務分掌・学級経営に関係する実践の発表を行うことになっています。新任の先生方に自分の実践を発表し、あらためて自分の歩んできた10年間を見直すよい機会であると感じています。

 今回のサポート研修では、教科に関する実践として「運動有能感を高める体育科の指導」、そして校務分掌の実践として「学校全体を動かす体育主任の実践」というテーマで発表しました。

 まず、体育指導に関する発表では、私が新任のころからしばらくの間、体育の授業を行ってもその授業が子どもにとってよかったのかどうなのかということがよく分からないでいたことを話しました。そしてその理由として「自分がどんな授業をしたいのか」「子どもたちにこの授業でどんな力を育てたいのか」という明確なイメージを持っていなかったからだであり、さらには授業がよい授業かどうかの基準をもっていなかったということを話しました。
 現在は体育の授業を行う前に私自身の「体育指導理念」を作成して授業のイメージづくりをしていることや、児童アンケートで児童の運動有能感((1)有能感=できる! (2)統制感=できそうだ! (3)受容感=受け入れられている!)を調べ、授業のあとに向上していることを確認するようにしていることも紹介しました。

 もう1つの体育主任としての実践では、体育主任として必要な力について「計画力」「情報発信力」「体力」に分けて私自身の経験を交えて話しました。そして一番大切なこととして、体育主任は全職員と関わることが多いので、コミュニケーション力がとても重要だということも強調しました。

 初任者の先生方は私の話を熱心に聞いてくださり、とてもうれしい気持ちになりました。そして、ある先生が「本校の体育主任の手伝いをもっとしたいのだが、どのようにすればいいですか?」という質問をして下さいました。私は「とにかく体育主任の先生の動きをよく見て、その先生が校庭などに向かったらすぐについていくようにするといいと思います。」とアドバイスをさせていただきました。

 若い先生はまだどのように動いたらよいかということを迷うこともあると言うことがよく分かり、私自身も若い先生が動きやすいようにしていかなければと考えました。今回のサポート研修で自分のこれまでの実践を振り返ることができ、貴重な経験になりました。

 ※写真は体育主任として実践した昨年度の運動会の様子です。
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菊池 健一(きくち けんいち)

さいたま市立植竹小学校 教諭・NIE担当
所属校では新聞を活用した学習(NIE)を中心に研究を行う。放送大学大学院生文化科学研究科修士課程修了。日本新聞協会NIEアドバイザー、平成23年度文部科学大臣優秀教員、さいたま市優秀教員、第63回読売教育賞国語教育部門優秀賞。学びの場.com「震災を忘れない」等に寄稿。

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