2020.12.14
年末、たまにはボーっと
早いもので2020年も残りわずかとなってしまいました。年末の学校、家庭ではどんな過ごし方をしていますか?
前 山形県立米沢工業高等学校 定時制教諭 山形県立米沢東高等学校 教諭 高橋 英路
年末はどんな時期?
いつもどおりの年末であれば、どんな過ごし方をしているでしょうか?3学期制の学校では2学期が終わる節目でもあります。2学期制であっても全校集会や大掃除をしたり、冬休み中に保護者の方と面談をしたりと、まさに「師走」、ちょっとバタバタする時期かもしれません。競技によっては冬もオフシーズンではなく、この時期に大会や練習試合を行うこともあるでしょう。
家庭でも、クリスマスを楽しんだり、年末のイベントに出掛けたり、新年を迎える準備をしたりと、こちらもちょっと特別な期間ではないでしょうか?もちろん、親の立場としては子どものために様々なイベントの準備をすることになるので、自分たちが楽しむどころではないという人もいるかもしれません。また、職場では、会社全体や部署ごとの忘年会が行われ、そうした行事を通して年末らしさを感じることもあると思います。
今年の年末は?というと、やはりコロナの影響から、完全にいつもどおりというわけにはいかないのかもしれません。学校でいえば、春の臨時休業の遅れを取り戻すために冬休みが短縮されたり、大会や練習試合が中止や実施方法が変更となったりすることもあると思います。家庭でも外出を控えたり、例年と違う外出先を選んだりするなど、おそらくいろんな変化があるでしょう。
家庭でも、クリスマスを楽しんだり、年末のイベントに出掛けたり、新年を迎える準備をしたりと、こちらもちょっと特別な期間ではないでしょうか?もちろん、親の立場としては子どものために様々なイベントの準備をすることになるので、自分たちが楽しむどころではないという人もいるかもしれません。また、職場では、会社全体や部署ごとの忘年会が行われ、そうした行事を通して年末らしさを感じることもあると思います。
今年の年末は?というと、やはりコロナの影響から、完全にいつもどおりというわけにはいかないのかもしれません。学校でいえば、春の臨時休業の遅れを取り戻すために冬休みが短縮されたり、大会や練習試合が中止や実施方法が変更となったりすることもあると思います。家庭でも外出を控えたり、例年と違う外出先を選んだりするなど、おそらくいろんな変化があるでしょう。
どう過ごす?
さて、いつもと違った部分も多い年末、どんな過ごし方をしますか?
先日、勤務校で公認心理師の方とお話する機会がありました。そのとき伺ったのが「ボーっとすることって大事。でも、今の時代、ボーっとすることって意外にない」ということでした。
コロナ禍でのイレギュラーな生活を送っている現在は、知らず知らずのうちにストレスを受けていると思います。だから、表面には出さなくても、みんな潜在的に疲れているはずです。ふと力を抜いてボーっとすることで、そうしたストレスから解放され心身を休めることができるということです。
ただ、ボーっとしていると思っていても、実は心身が刺激を受けて十分に休めていないということが多いそうです。「ボーっと動画を見る」なんて言いますが、動画の中には注目してもらうための多くの工夫があり、それによって逆に集中して見てしまい、ボーっとしていたはずなのに疲れているといった状況になることもあるようです。ボーっとして心身を休めるのにオススメなのは、どうでも良いような会話をどうでも良いような角度から撮影しているような動画だそうです。どうしても、画面中央に人がいて真正面から視聴者に話しかけてくる動画だと、そこに集中してしまいます。一方、動画に映っている人の視線と同じ方向を映したり、とりとめのない会話をしたりするようなものだと、まさにボーっとすることができるという話を聞きました。これは確かに一理あるな~と感じています。
ボーっとすることの説明が長くなってしまいましたが、やはりコロナ禍で潜在的に疲れた心身を癒すためにも、この年末は思い切ってボーっと過ごしてみてはどうでしょうか?もちろん、受験生にとっては大詰めの時期ですから期間中ずっとというわけにはいきません。それでも、1日10分くらいでも、起きている時間帯でボーっとする時間をつくってみることをオススメします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!少し早いですが、よいお年をお迎えください!
先日、勤務校で公認心理師の方とお話する機会がありました。そのとき伺ったのが「ボーっとすることって大事。でも、今の時代、ボーっとすることって意外にない」ということでした。
コロナ禍でのイレギュラーな生活を送っている現在は、知らず知らずのうちにストレスを受けていると思います。だから、表面には出さなくても、みんな潜在的に疲れているはずです。ふと力を抜いてボーっとすることで、そうしたストレスから解放され心身を休めることができるということです。
ただ、ボーっとしていると思っていても、実は心身が刺激を受けて十分に休めていないということが多いそうです。「ボーっと動画を見る」なんて言いますが、動画の中には注目してもらうための多くの工夫があり、それによって逆に集中して見てしまい、ボーっとしていたはずなのに疲れているといった状況になることもあるようです。ボーっとして心身を休めるのにオススメなのは、どうでも良いような会話をどうでも良いような角度から撮影しているような動画だそうです。どうしても、画面中央に人がいて真正面から視聴者に話しかけてくる動画だと、そこに集中してしまいます。一方、動画に映っている人の視線と同じ方向を映したり、とりとめのない会話をしたりするようなものだと、まさにボーっとすることができるという話を聞きました。これは確かに一理あるな~と感じています。
ボーっとすることの説明が長くなってしまいましたが、やはりコロナ禍で潜在的に疲れた心身を癒すためにも、この年末は思い切ってボーっと過ごしてみてはどうでしょうか?もちろん、受験生にとっては大詰めの時期ですから期間中ずっとというわけにはいきません。それでも、1日10分くらいでも、起きている時間帯でボーっとする時間をつくってみることをオススメします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!少し早いですが、よいお年をお迎えください!
高橋 英路(たかはし ひでみち)
前 山形県立米沢工業高等学校 定時制教諭
山形県立米沢東高等学校 教諭
クラス担任と、地歴科で専門の地理を中心に授業を担当。生徒達の「主体的・対話的で深い学び」が実現できるよう、p4c(philosophy for children)やKP(紙芝居プレゼンテーション)法などの手法も取り入れながら日々の授業に取り組んでいます。
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