2023.12.20
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SDGsとキャリアをアクティブに学ぶ、「学校ブックオフ」プロジェクト 日文教プロジェクト紹介vol.2 ブックオフ

「モノのリユースを生活の中の当たり前にする」ことを目的に、「マイバック作り体験」「査定体験」「店舗体験」の3つのプログラムを無料で提供している、「学校ブックオフ」プロジェクトをご紹介します。リユースのプロであるブックオフが学びに伴走し、働く大人の姿も身近に感じることができます。小学校3年~中学生を対象に、授業用教材一式もご用意し、全国どこでも実施できます。

ブックオフと体験的に学ぶ「リユース」

全国の小学3年~中学生を対象に無料で実施

ブックオフが持つ店舗運営やリユースについての専門性を、総合的な学習の時間で取り組みやすい「マイバック作り体験」「査定体験」「店舗体験」の3つのプログラムに仕上げた授業プログラムです。

学年や狙いに合わせて、テーマと時間数を柔軟に組み合わせることができます。
さらに、忙しい先生方でも手軽に取り組めるよう、指導用スライド・指導案・ワークシートもご用意し、教材が届いたその日に学びをスタートすることが可能です。

  1. へんしんマイバッグ!~モノを大切にしよう~
    モノの一生を考え、子どもにとって身近なものである着なくなったTシャツをマイバックに生まれ変わらせるプログラムです。モノの寿命を延ばすにはどうすればいいか・・・子どもたちは自分ごと化して考えます。
  2. 査定体験~本の価値が決まるまで~
    子どもたち自身が「家にある読まなくなった本を買い取って値段を付けるとしたら」を考え、自力で査定した金額を、オンラインでブックオフのスタッフに直接プレゼンします。その後、スタッフが「査定方法」と「査定のポイント」をお伝えします。
  3. 店舗体験 ブックオフチャレンジ~地球環境を守るために~
    査定方法を学んだあとは、学校でブックオフを開店します。
    「仕入れ」「広報」「営業」「経理」……、お店を開店するためにはどんな仕事が必要かを子どもたちがグループごとに企画し、オリジナルの「ブックオフの店舗」を学校にて展開します。

学校ブックオフのポイント

  • 楽しみながら「循環型社会」の在り方を学びます
    子どもたちは体験を通し、クラスメイトと楽しみながら、本をリユースすることを覚えていきます。ブックオフではなぜ「値段がつけられない本」も無料で引き取るのかに疑問を持ち、その引き取られた本が100%リサイクルされていることを知って、ブックオフが「循環型社会への過渡期」を支えていることを経験的に学べます。
  • 双方向授業で活動をフォローアップします
    「査定体験」「店舗体験」の授業中には、ブックオフ店舗スタッフがアドバイスをします。また、子どもたちが活動を通して課題に思ったこと、乗り越えたいこと、解決したい疑問などを、オンラインを通して実際の店舗スタッフに聞くこともできます。
  • プロジェクトそのものが生きた「キャリア教育」です
    学校ブックオフでは、リアルな店舗運営を体験することができます。
    「売上を上げるには?」「チームワークを大事にするには?」「集客活動とは?」などを考えるうちに、大人顔負けのアイデアを出してくれることもあります。
  • 教材データ、ツール類一式を全て提供します
    GIGAスクール構想時代にぴったりの教材データ、指導案、ワークシート、学校ブックオフの時に使用する仮想通貨「ブッカ」、店舗のぼり制作用のロゴデータ、オリジナルTシャツなど、教材データ、ツール一式を提供しています。また、本が足りない場合は、ブックオフより寄贈することも可能です。

【実際の授業風景】

私立国本小学校6年1組・2組の授業の様子をご共有いただきました。

査定体験では、ブックオフの社員さんに実際のやり方を教えてもらい、自分たちでもトライ。査定した本のランクを児童が発表し、さらに社員さんがポイントを講評。プロが気を付けている着眼点も教わります。

店舗体験では、お店の中での役割分担や、広報の仕方、お客さんへの分かりやすい案内など、チームで相談し合いながら進めていきます。分からないことはブックオフ社員さんにも質問をしながら、準備を進めます。本番では、校内だけで1,500冊もの古本を集め、地域にも声をかけ、さらに300冊ほど集まったとのことです。

2021年度からスタートした「学校ブックオフ」は、各地でご好評をいただき、来年度も引き続き実施していきます。ぜひ奮ってお申込みください。

文・画像:日本文化教育推進機構

※当記事のすべてのコンテンツ(文・画像等)の無断使用を禁じます。

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