新刊『だれもが幸せへと歩む学校―子どもも先生もウェルビーイングに生きる』

次期学習指導要領に近い「学び方」を実践している横浜創英中学・高等学校の「学び方」「関わり方」「働き方」/学校改革の実態が、管理職の立場からではなく、現場教員の目線から綴られた本です。学校は「みんなが幸せへと歩いていく場所」であると考える著者が、未来に向けた新たな教育のあり方を問う一冊です。
「学校」って、いったい何だろう?
前川先生より
メディア出演などで有名な工藤校長退任後の教育改革の様子について、いち教員の視点から綴ったリアルな生徒の学びの様子や、次期学習指導要領の内容に近い、ウェルビーイングが実現しつつある教育のあり方について、私が見たまま感じたままを書いた本です。
よくある管理職の立場から語る学校改革ではなく、一般の教員目線で書いた学校改革の実態についての本であることが特徴です。
ぜひ多くの方に知っていただき、全国の学校の先生方や保護者のみなさまと一緒に「学校とはどんな場所か」「子どもたちにとって幸せな教育とは何か」ということについて考える機会をつくれたら、と思っています。
目次
プロローグ
第1章 だれもが幸せへと歩む学校の「学び方」
「なんか、つらそうだよ」
「好きなもの」から始まる授業との出会い
「学びのミライ地図」を実践
「学びのコンパス」を考案
学び方は生徒が自分で決める
教師は生徒を「信じて待つ」幸せな職業
大人がスマホを禁止しても「自律」するわけではない
「授業中に守ってほしいルールは一つだけだよ」
中学1年生時は試行錯誤する期間
声が出なくなった!? フレッシュマンJr・キャンプ
生徒が急成長! 4Cスキル研修
才能が花開くコラボレーションウィーク
春期講座でチャレンジしたZINEづくりワークショップ
高校生になったら自分で「時間割」を組んで、大学で学ぶ
各界のトップランナーがやってきた!
生徒たちの可能性を広げる総合的な探究の時間
企業と協力して探究プロジェクトをつくる楽しさ
次年度の探究プロジェクトを自分たちで「つくる」
異学年と学ぶ対話創造型授業
第2章 だれもが幸せへと歩む学校の「関わり方」
学校は人を幸せにする場所
生徒の自律をうながす支援
チーム担任制で生まれた「担任」を楽しむ余白
「みんなで支えるからね」
すべての生徒が学び続けられる環境を目指して
生徒の「とんがり」を大切にする
「受けに立つな、横に立て」 幸せを感じる保護者との対話
体育祭でマイクを握るのは生徒だけ
「この学校は君たちのものだよ」を体現した創英祭
生徒たちに「伴走する」ということ
「生徒自治」を支援していく
これからの学校に欠かせない「対話」のスキル
第3章 だれもが幸せへと歩む学校の「働き方」
明るい時間に退勤できる幸せ
シフト制による完全週休2日制
職員会議は合意形成をするときだけ
ゆとりのある持ちコマ数
学びの楽しさを知る「自宅研修」
ゆとりが生まれる年間行事予定
「だれ一人取り残さない」部活動の実現に向けて
自分らしい生き方が前提
エピローグ
新刊『だれもが幸せへと歩む学校―子どもも先生もウェルビーイングに生きる』
著:前川 智美
発行:明治図書出版
定価:紙版2,156円(税込) 電子版: 1,940円(税込)
仕様:四六判 192頁
文・画像提供:明治図書出版
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