『その自由進度学習、間違っていませんか? 失敗しない進め方』

自由進度学習は、自由と放任を見極めることが必要です。子どもを見取り、自立した学習者に育てるためのポイントについて、学習環境の整備から学習の進め方、各教科における自由進度学習の実践例やICT活用法、悩みや疑問に応えるQ&Aで解説した必携の1冊です。
自習と変わらない「なんちゃって自由進度学習」から卒業しよう!
自律した学習者を育成するために
本書は多くの先生方が「深い学び」を実現するための手段の一つとして、自由進度学習という選択肢を持てるよう、「作り方」に焦点を当て、複数の実践者の視点から、可能な限り具体的に記載しました。
自由進度学習を実際に取り組むには、先生自身の教育観や指導観の大きな転換が必要です。これまで以上に学習者と接することが増えて楽しくはなります。しかし、その分一人ひとりへの指導が大変になります。教材研究も楽にはなりません。
私達のこれまでの試行錯誤が、より良い授業を目指して試行錯誤を重ねている先生方にとって、少しでもお役に立てることを願っています。
目次
はじめに
1章 自由と放任を見極める!「自由進度学習」の考え方と4つのポイント
1 自由進度学習とは?
2 「なんちゃって自由進度学習」になる6つの原因
3 個別最適な学びと協働的な学びの関係性
4 なぜ自由進度学習が必要なのか
5 自由進度学習に取り組んだ子どもの感想
6 「できない」「わからない」の価値を捉え直す
7 放任にならないためには?
8 システムを転換する覚悟を持つ
9 子どもを見取り,指導する4つのポイント
2章 失敗しない自由進度学習の作り方
1 漢字の自由進度学習の作り方
2 国語の自由進度学習の作り方
3 算数の自由進度学習の作り方
4 ICTを活用した算数の自由進度学習の作り方
5 社会の自由進度学習の作り方
3章 自由進度学習Q&A
Question1 苦手な子どもがついてこられないのでは?
Question2 得意な子どもが退屈するのでは?
Question3 深い学びを実現することはできる?
Question4 すべての教科を自由進度学習にするべき?
Question5 学びが孤立化してしまうのでは?
Question6 準備に時間が掛かる?
Question7 自由進度学習の課題点は?
Question8 周りの先生にどう思われるか心配では?
参考文献
おわりに
『その自由進度学習、間違っていませんか? 失敗しない進め方』
編著:樋口 万太郎
発行:明治図書出版
定価:紙版2,420円(税込) 電子版 2,178円(税込)
仕様:A5判 176頁
文・画像提供:明治図書出版
※当記事のすべてのコンテンツ(文・画像等)の無断使用を禁じます。
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