2003.02.26
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授業改革フェスティバル潜入レポート!

先日予告いたしました愛知の「授業の祭典」授業改革フェスティバルが2/23に開催されました。学びの場特派員も潜入!活動の雰囲気をレポートしました。

授業改革フェスティバルとは「授業の祭典」です。
愛知私学の教員を中心に企画され、今年で第10回目。 数々の授業実践が紹介され、今や教員だけでなく生徒・市民など1000人もの参加者で交流するこの大イベントです。
主な企画に、全教科をそろえた公開授業があり、その形態は、青年教師がベテランに胸を借りる『授業バトル』、他教科の先生が協力して1つの授業を造る『クロスオーバー』、ティームティーチングなどがあります。
他にも100本を超える10分間レポートや、500本もの教材が集められ、授業実践が一挙に集まる大祭典です。 総合学習の公開授業も盛りだくさんです!
また、今回初めて「土曜講座」という、教師ではなくても先生ができて、学生でなくても授業が受けられる新しい試みにも要注目です!

今回は南山高校 男子部・女子部で開催されました。学びの場.com取材班もイベント会場に潜入!公開授業や教材展など現場の熱い熱気のごく一部をお届けします。


 



 

■9時開場に参加者続々!

会場受付には早朝から、多数の来場者が。教師の皆さんはもちろん、保護者など一般参加者もかなり多いようです。


 

■「表現」を意識する試み~表現授業~

創造したテーマを脚本し自ら表現する。そこから、自分の素の姿・考えを見出す授業です。それを聞き入っていた参加者も主体的に表現を意識するようになったようです。表現者自身の「楽しんでいる」という自覚や自信を感じ取れました。


 

■2次関数はどんな音?

場所は、校舎内の3階階段付近。そこから、いくつかの目印と金属のおもりがついた「2次関数の紐」を落とします。そうするとテンポの良い音が!あまりの分かりやすさにオオ-ッと拍手が起こった数学実験でした。


 

■激しい火のバトル?メイク・ファイヤー!

班対抗火おこし大会です。各チーム、最初はなかなか火がつかず、かなり手間取っていたようですが、加藤先生のパフォーマンス(?)の甲斐あって、着火!
■【土曜講座】舞台は邪馬台国
 数学と歴史のコラボレーション


「愛知サマーセミナー」でもご紹介しました、数学の勝野先生。今回、社会の高田先生との共同授業という初の試みを行われました。
舞台は邪馬台国。「魏志倭人伝」に書かれいた邪馬台国はどこにあったのか?また当時の距離の単位「1里」は何メートルだったのか?を解いていきました。 五教科の複合授業、まさに総合学習の真骨頂ではないしょうか?


 

■10代の性をもっと考え議論しよう

生徒から挙げられる、性の相談。最近ますます増えているそうです。その調査結果報告や個々ケースの苦労話などを基に、今後の課題について率直な意見交換が行われておりました。


 

■熱い高校生達がここに終結!
 高校生フェス・スプリングセミナー


今まで、「3000人ゴスペル」「2000人手話合唱」など様々な企画を生み出してきた高校生フェス。超満員の合同教室の中で、自分たちの活動を再確認したり、お互いの考えや想いをぶつけ合っていました。今後の活動に要注目です!


 

■ズラリ並んだ自慢の教材展示ブース

今年も、500点以上もの創意工夫が凝らされた教材が紹介されていました。中には、PCで作成したソフトをデモしていたり、先生ご自身が制作された模型や、古銭の展示、生徒の作品なども展示されていました。
教材は、各教科ごとに教室に展示され、それぞれの教室では熱心に教材の内容に目を通す先生の姿があちこちで見られました。持ち帰りやコピー可の教材が多く、多くの先生は持ち帰られます。人気の教材はすでになくなってしまっているものも。
 


 

■熱気球に乗ってナスカの地上絵を体験しよう!

グランドいっぱいにナスカの地上絵を描き、熱気球に乗って上空から見ようという大胆な企画です。幸い天候に恵まれ、さわやかな春の気配を感じさせる青空の中にブルーの気球がよく映えていました。気球はやや風にあおられ気味で、乗った生徒はキャーキャー叫んでいましたが、ナスカの地上絵を見て古代人の想いを想像できたのではないでしょうか?

(取材・執筆/学びの場.com特派員 キクカワ)

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