新刊『日本のオンライン教育最前線 - アフターコロナの学びを考える』
コロナ休校で明らかになった日本のデジタル教育の遅れ。子どもたちの学びを止めないために今何をすればよいのか。世界の動向、国内の先進自治体や学校現場、民間の教育産業の取組を通して、AI×データ時代の本格到来を前に急激に変化する学びの最前線をお伝えします。
アフターコロナの学びを考える
本書は、コロナ禍における自治体、学校、民間、保護者の奮闘の記録です。子どもたちの学びを止めない!という共通の強い思いから、多くの人たちが立場を超えて連携しながら、試行錯誤の中で最善を尽くしました。
子どもたちの学びを止めないために今何をすればよいのか。
世界の動向、国内の先進自治体や学校現場、民間の教育産業の取組を通して、AI × データ時代の本格到来を前に急激に変化する学びの最前線をお伝えします。
【目次】
プロローグ 動き始めた日本のデジタル教育[石戸奈々子]
Chapter1
学校でICTを使うのが当たり前の社会に──GIGAスクール構想の課題と展望[インタビュー:高谷浩樹]
Chapter2
コロナ休校で、海外の学校はどう動いたか?──世界各国の取組から学ぶ[インタビュアー:石戸奈々子]
2-1 中国のオンライン授業
2-2 アメリカのオンライン授業
2-3 オランダのオンライン授業[吉田和充]
2-4 ドイツのオンライン授業
2-5 マレーシアのオンライン授業
Chapter3
コロナ休校で、日本の学校はどう動いたか?──日本各地の取組から学ぶ
3-1 [広島県]緊急時だからこそ、長の決断でできることをやる[平川理恵]
3-2 [熊本市]できることからなんでも取組む、できないことをできるようにする[遠藤洋路]
3-3 [尼崎市]生徒の学習支援にクラウドサービス「Box」を活用[松本眞]
3-4 [京都市]「1人1台」の端末環境を整備し、子どもたち全員に届く学習支援を[在田正秀]
3-5 [青森市]遠隔授業が不登校の子どもにどう影響をもたらしたか[成田一二三]
3-6 [千葉大学教育学部附属小学校]休校初日から全校児童にオンライン学習を実施[大木圭/小池翔太]
Chapter4
コロナ休校で、民間の教育産業はどう動いたか?──塾・IT企業・テレビ放送から保護者の反応まで
4-1 [英進館]コロナ休校への学習塾の対応[筒井俊英]
4-2 [Google for Education]「学びを止めない」を実現するために今、必要なこと[スチュアート・ミラー/谷正友]
4-3 [ロイロノート・スクール]アフターコロナ時代のオンライン授業を「共創」する[杉山竜太郎/和田誠/野中健次]
4-4 [NHK]NHKでの休校対応に関する取組[中村貴子]
4-5 [保護者有志]オンライン教育の実施に向け保護者有志がどう動いたか[平井美和/吉澤卓]
コラム
経済産業省のコロナ休校対策
「#学びを止めない未来の教室」(マナトメ)の90日[浅野大介]
Chapter5
アフターコロナで広がるAI・教育データ活用の可能性
5-1 [ギリア]アフターコロナ時代のAIと教育[清水亮]
5-2 [LasTrust]ブロックチェーンの活用で教育DXが加速する[圷健太]
5-3 [九州大学]学習履歴データ活用の重要性について[安浦寛人]
エピローグ アフターコロナ教育を構想する[石戸奈々子]
新刊『日本のオンライン教育最前線 - アフターコロナの学びを考える』
出版:明石書店
著者:石戸奈々子 編著
発売日:2020年10月9日
ISBN9784750350912
判型:A5判・272 ページ
定価:本体1,800円+税
文・画像:特定非営利活動法人CANVAS/明石書店
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