みなさんは1日の中で一番触っているものは何ですか?
私は「携帯電話」もしくは「タブレット端末」です。通勤のときのひまつぶしや何か調べ物があるときなどに利用します。触りすぎて、「ピコピコマン」と言われたこともあります。
私は「仕事がはやい」らしいです。同僚の先生からよく言われます。
らしい とつけたのは、私自身がそのように思っていないからです。
謙遜や嫌味ではなく本当にそう思っているからです。
自分の仕事術をふりかえったときの必須アイテムが、携帯電話やタブレット端末なのです。そこに仕事がはやくなる術があるようです。
そこで今回は携帯電話やタブレット端末を使った仕事術を紹介します。
いつでも仕事ができる環境を作る!
現在、私の中の必須アプリがあります。
それは
Microsoft OneNote
というアプリです。
このアプリを「携帯電話」、「タブレット端末」、「パソコン」のそれぞれに入れておきます。このアプリはオンラインでつなげておくことができます。つまり携帯電話で書いたことが、タブレット端末でもパソコンでも見ることができ、編集をすることができるのです。この機能を利用しています。
この原稿も電車の中でiPhoneを使いOneNoteに書きこみ、パソコン上で最終の編集をしています。
「学級通信」も同様です。
タブレット端末は常に持ち歩いています。学校生活の中で、よかったことや気になったことなどがあれば、その場ですぐにタブレット端末上の「Microsoft OneNote」に箇条書きでメモ書きのように残しておきます。子供たちの様子も写真や動画でとっておきます。それらをすき間時間に編集し、最終の仕上げをパソコン上で行います。ただいつでもタブレット端末を触っているわけではありません。子供たちには、
「先生はすぐに忘れてしまいます。だからみんながよかったことやすばらしいことをしたときは、タブレットにメモを残しておきたいんだけどいい?」
と断りをいれておきます。この方法は学級通信以外にも通知表の所見にも引用ができます。(タブレットにはパスワードをかけておき、子供たちがみれないようにしておきます。)
すき間時間を上手く使うことができれば、学級通信や所見を書く時間が大幅に減ります。
他にも学級経営や授業のことや原稿などで何か思いついた時はすぐに書きます。ネットをみていて、気になる情報や今後参考になる(だろう)情報などはスクリーンショットをして、情報を蓄えておきます。そうすると急な仕事にも対応ができます。携帯、タブレット、パソコンがつながっているため、どこでもこれらの情報をみることができます。
私が携帯電話やタブレット端末を使う理由
私は締め切り直前になると、焦ってしまい、仕事が全然進みません。自分でもビックリするくらいです笑
だから、ある程度早めに動き出さないといけないのです。指導案なんかは3ヶ月前から書き始めます。原稿も2週間前には書き終えます。そして、日にちをあけ、見直すようにしています。(見直したときの文章力のなさに愕然する日々です・・・)
さらに私は片付けが苦手で、メモなどがよく行方不明にしてしまいます。またメモや予定や会議の内容を継続して1冊のノートに書き残していくことができません。そのノートが行方不明になったり、違う紙に書いてしまいます・・・。浮気性で、飽き性なんです。こういった自分の性格を分析?した結果から、携帯電話やタブレット端末を使うようになったのです。
樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)
京都教育大学附属桃山小学校
みんなが「わかる」「できる」、そして「楽しい」授業を目指し、目の前にいる子に応じた指導を行っています。キーワード「学級経営」「算数」「タブレット端末」。
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