2019.10.09
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

パラリンピック委員会公認教材『I'mPOSSIBLE』

『I'mPOSSIBLE(アイムポッシブル)』は、国際パラリンピック委員会(IPC)の開発を担う機関であるアギトス財団が開発した教育プログラムで、世界中の子どもたちにパラリンピックの価値魅力や価値を伝え、パラリンピックムーブメントを推進することを目的としています。障害のある人に対する思い込みや先入観にとらわれない考え方をパラリンピックから学んだり、様々な人々がともに活き活きと暮らす社会を作るためにどのようなことができるのかを考える力を養い、子どもたちが行動を起こすことを目指しています。

ポイント

POINT 1 子どもの興味・関心を引き出し心に響く内容

映像や資料を使った座学とパラリンピックスポーツ体験による実技で構成されています。クイズに挑戦したり、自分だったらどうするかについてのグループワークを行うなど楽しく理解でき、夢中になって取り組める構成です。

POINT 2 必要な素材・情報がすべてそろったパッケージ

パラリンピックに必要な情報をまとめた「教師用ハンドブック」や授業の進め方を記載した「教師用指導案」「映像資料」など、授業に必要なものをすべてパッケージにしています。

POINT 3 授業に組み込みやすい設定

小学生版は各45分、中学生・高校生版は各50分完結の授業構成で、クラスの状況に応じて総合的な学習の時間・体育・道徳・学活などで授業展開が可能です。

授業までのステップ

STEP 1 学校に届いている教材を用意

教材には、小学生版、中学生・高校生版の2種類があり、2017年度には全国の小学校 約23,000校へ、2018年度からは小、中、高、特別支援学校 約36,000校に無償で配布されています。さらに2019年5月の配布では義務教育学校、中等教育学校、高等専門学校にも送付しています。

STEP 2 授業の準備

実際に活用したい授業を選びます。WEB版をご覧の方は該当するユニット(授業)の教材をダウンロードしてください。指導案、ガイドブックを読み、準備をします。
授業ガイドと指導案で授業展開を説明しています。授業の小ネタとして使っていただける豆知識も豊富に含まれておりますので、『I'mPOSSIBLE』以外の事前の準備はほとんど必要ありません。児童・生徒が書き込むためのワークシートの印刷も忘れずに。実技の授業の前には、DVDに収録されている授業の進め方がわかる映像を見てイメージを膨らませましょう。

STEP 3 授業をする

授業用シート、映像資料などを使いながら、授業を行いましょう!
児童・生徒の興味関心に応じて、順番をアレンジしたり、教材の一部のみをお使いいただいても構いません。

教材紹介

1.授業用シート(A3)

授業の際、紙芝居のように教室で児童・生徒に見せたり、黒板に掲示して活用できる資料です。
教材データDVDにもデータが入っており、教室のモニターやスクリーンに投影して使用することもできます。

2.児童・生徒用ワークシート

授業で児童・生徒が使用するワークシートです。
座学での質問への回答や実技を体験した感想を書き込んだり、宿題や家庭学習に利用したりできるようになっています。

3.教師用ハンドブック

『I'mPOSSIBLE』の概要と、パラリンピックに関する基礎的な情報をまとめた資料です。授業等を始める前にご一読いただき、必要に応じて授業でも参考資料としてご活用ください。

4.教師用授業ガイド

「授業用シート」の補足情報がまとまった教師用の資料です。
「授業用シート」の各ページで伝えたいポイント、補足情報、児童・生徒への声掛け例などが記載されています。

5.教師用指導案

各授業の進め方を記載した資料です。授業の目的、1時限での展開の仕方、準備物や他の資料への参照先などをまとめています。ここで紹介する展開の仕方は一つの例ですので、児童・生徒の状況に合わせて適切に変更してお使いください。

6.DVD①教材データ

授業用シートを始め、教材、ハンドブック等一式のPDFデータが入っています。
追加で資料を印刷される場合などにご活用ください。

7.DVD②映像資料

授業で使用するパラリンピックや競技の映像、また教師が実技授業の進め方を確認できる映像が収録されています。授業の前にご覧いただくことをお勧めします。

pagetop