いよいよ3月になりました。
卒業ももう間近です。
◉卒業文集
私が小学生の時からずっと大切にしている文集があります。
その中に、
「ナスカの地上絵を知っていますか?
地面に立っていると、溝しか見えないんだって。
でも、空から見ると、大きな絵が描いてあるんです。
だれが何のために描いたかは、わからないけれど…。
君たちも、そういうことはありませんか?
せまい視野の中に、自分を!友だちを!人生を!とじこめてしまっていることが。
ときには大空をとびだし、空の上から広い目で見ると、きっと違った自分が!友だちが!人生が!みえてくるでしょう。」
このような恩師の言葉があります。
私の心の中に、ずっと残っていた言葉です。
そして、ナスカの地上絵を見に、行ってきました!
確か24歳のときでしたか…。
「これがあのナスカの地上絵か!!」
実際に自分の眼で見るるナスカの地上絵は感動でしたね。
◉「6−1オリジナル地上絵を描こう」
学活で、その地上絵をやってみようという議題が選ばれました。
私は最初校庭に降りてから、その後は4階からずっと見ていました。
「まず線を描こうか。」
「これぐらいの大きさでええんちゃう。」
おもむろに動き出す子どもたち。
「Mの右下がちょっとずれとる!」
「そうそう!もうちょっと左!」
4階から細かい指示を出す女の子。
自分たちが一年間使用し、終了させたノートを使って「TEAM」という文字を描きました。
そしてさらに…
「寝転がろか!」
「ここは体曲げなあかんな~。」
自分たちの体を使って「27人!」の人文字をつくる子どもたち。
背景に海が写るようにして、写真を撮りました。
完成後、自分たちでつくった地上絵の写真を見て、
「おぉ~~~、めっちゃええ感じ!」
「卒業アルバムに載せてほしい!」
と声を出す子どもたち。
ほほえましい一コマでした。
その後、恩師にいただいた言葉を子どもたちに話したことは言うまでもありません(^_^)
宗実 直樹(むねざね なおき)
兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭
特別活動を学級づくりの中心に、「字をかき、汗をかき、恥をかき、頭をかき」ながら、子どもたちと共に伸びていく姿勢を大切にしています。日々是好日。地道に一歩ずつ精進していきたいです。
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