2015.01.06
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卒業プロジェクト

兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭 宗実 直樹

 みなさま、こんにちは。

明けましておめでとうございます!

2015年、どのような年をお迎えでしょうか。

本年もみなさまにとって素敵な1年となることをお祈りいたします。

 

 

◉節目の意識

 さて、最後の大切な3学期が始まります。

 3学期、卒業前や進級前になると、「あれもできていない。」「これもできていない。」と目がいくようになってしまいます。

焦る気持ちからこちらの余裕もなくなり、ゆとりをもって子どもと接することができず、結果、よくない方向へ…ということもよくある事例です。

 そうならないためにも、今、3学期終わりまでの見通しを持ち、余裕をもって日々の取り組みを行えるようにしていくことが大切だと思います。

 そのためにも、私がいつもしていることは、

○学級目標達成に向けてどんなことができ、どんなことができていなかったかを具体的に書きだすこと。
○一人一人の子どもの伸びを書き出すこと。

です。

とにかく思いつくまま書きまくります。

そこから次学期にさらに高めたいこと、気をつけていくことを整理していきます。

学級を高め、より子どもたちを伸ばすことができる手立てを探していきます。 

そして、その手立てをもとに、最後まで見通しをもって作戦を立ていきます。

 

 6年生の3学期は、もう卒業に向けてまっしぐら。

卒業に向けての本格的な準備も必要です。(4月から準備は始まっていますが…)

 

 

◉卒業に向けて

 「式」がつくものは、結婚式、葬式、成人式…。大人の社会ではとても大切な節目となる儀式です。「公」の意識をもつことの大切さを話します。

卒業式は、最後の授業であり、卒業式は自分を成長させるために行うものであることも。

 6年生にとって、3学期は怒濤のように過ぎていく3学期となります。

少しずつですが、意識を高めていかなければいけません。

「やらされる卒業式」ではなく、「自分たちでつくり上げる卒業式」にすること、「自分たちでつくりあげていくんだ!」という感覚を持たせることが大切です。

 

 

◉「卒業プロジェクト」の立ち上げ

(1)呼びかけの言葉グループ(呼びかけの言葉の作成や練習)

(2)卒業アルバムグループ(クラスのページ など)

(3)卒業パーティーグループ(内容の検討や準備)

(4)奉仕活動グループ(奉仕活動計画)

(5)思い出作りグループ(タイムカプセル、卒業感謝パーティー)

(6)出し物グループ(送る会の6年生の出し物)

 以上6つのグループに分かれて計画を進めます。

 2学期末、さっそく第1回目のプロジェクト会議を開きました。

それぞれのグループが具体的にイメージしながら考えていました。

もちろんイメージしにくい部分もあります。

そういう所をいっしょに考えながら、どんな卒業にしたいのか、自分たちで考えながら進めていきます。

与えられる「卒業」ではなくて、自分たちでつくる「卒業」。

一人一人の想いを大切にして素敵な卒業にしてほしいものです。

想いは行動にあらわれます。

  卒業プロジェクトの具体的な動きは、また書かせていただきたいと思います。

 

 

 

 読んでいただき、ありがとうございました。

本年もよろしくお願いいたします!(^_^)

宗実 直樹(むねざね なおき)

兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭
特別活動を学級づくりの中心に、「字をかき、汗をかき、恥をかき、頭をかき」ながら、子どもたちと共に伸びていく姿勢を大切にしています。日々是好日。地道に一歩ずつ精進していきたいです。

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