2学期がはじまりました。
やはり子どもたちの声のある教室がいいですね!
◉2学期は!
さて、夏休みの間、2学期をどうしていこうかと色々と考えていました。
1学期の反省をもとに考えていきました。
大きく決めたことは以下の4つです。
(1)1学期よりも任せる場面を増やす。
(2)自分たちで決め、自分たちで行ったことの責任をとらせる。
(3)常に「どうする?」と問い返し、考えさせる場面を増やす。
(4)やりっぱなしにせず、自分自身をみつめるふり返り活動を充実させる。
◉負のヒドゥンカリキュラム
1学期は、中途半端な場面が非常に多かったです。
見通しをもって最後までしっかりとやりきれなかったことが多くありました。
例えば、係活動で朝のあいさつ運動を始めました。
とてもいいことです。
元気なあいさつを返してくれた子にスタンプを押して、10個たまれば手作りプレゼントを渡す。
ということを企画しました。
あれ、でも、手作りプレゼントは結局どうなったの?
ないがしろになってしまいました。
また、児童集会でも、渡すと言っていた手作り賞状も同じようなことに…。
アイデアはいいし、やる気は十分にあります。
しかし、活動が停滞したりマンネリ化したりしたときに、中途半端に済ませてしまっていたことが多々ありました。
でも、こういうところを結局教師である自分自身がないがしろにし、それを許してしまっていました。
そうすることで、「あ、中途半端でええんや。」と子どもたちが認識してしまいます。
正に、負のヒドゥンカリキュラム。
大反省をした1学期でした。
◉特活力を鍛える
まずひとつは、特別活動のさらなる充実を目指そうと考えました。
特に学級活動を意識して充実させていきたいと思いました。
「Yes,we can!」のある活動。
丁寧に指導し、コツコツと経験を積み重ねていきたいです。
学級活動の充実は、そのすべてが事前の活動にあるといっても過言ではありません。
出された議題をどのように全体で選定するのか。
学級活動の話し合い活動までに、司会グループでどれだけ練ることができるのか。
例えば、話し合いの柱の立て方や話し合いの進め方など…。
時間の許す限り関わり、当日の話し合い活動が円滑に進むようにしてやりたいです。
もちろん、徐々に任せる部分を増やしていきます。
でも、指導なくして自主的活動なしです。
そして、自分たちで話し合い、決定したことに対してはしっかり最後まで責任をもたせようと思います。
集団決定の重さを教え、気付かせてやらなければいけません。
「自分たちで決めたこと、特に集団決定したことは、最後まで責任をもってやり通す」
徹底したいと思います。
◉ふり返りの充実
次に、日々の学習のふり返りを充実させていこうと思っています。
感想を書くだけにとどまらず、しっかり自分自身をメタ認知できるように。
自分自身をふり返る活動が習慣化していくようになればと思っています。
宿題に「授業分析」なるものをするようにしました。
「授業分析」なんて書くと仰々しく感じますが、簡単に言えばその日の1授業のふり返り、復習です。
授業中、ノートに書いているものを見ながら、自主学習ノートに書き込んでいきます。
1ページをみっちり使おう!と言っています。
その時、大切にしていることは、とにかく「自分の言葉で書く。」ということです。
自分の言葉で説明できる子が少ないです。
なので特にそこにはこだわります。
後は、絵や図を使いながら、「いかに人に分かりやすく伝えられるか」という他人意識をもって書かせます。
授業中に自分が勘違いしていたことを書く子。
まだはっきりと理解できていないところを書く子。
本日の授業からさらに先のことを考えて書く子。
自分の生活に身近な場面を想像して問題をつくって書く子。
様々です。
当然、書くのが難しい子もいます。
休み時間にいっしょに書いて書き方を教えたり、参考になりそうな子のノートを見せたりしています。
書くことをある程度パターン化してやることも手です。
その子が書けるようになる手立てを今後さらに考えて行く必要があります。
始めたばかりですが、ふり返ることが習慣化するよう、続けてがんばってみたいと思います。
宗実 直樹(むねざね なおき)
兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭
特別活動を学級づくりの中心に、「字をかき、汗をかき、恥をかき、頭をかき」ながら、子どもたちと共に伸びていく姿勢を大切にしています。日々是好日。地道に一歩ずつ精進していきたいです。
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