2014.08.27
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いろいろネタの紹介

兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭 宗実 直樹

 まだまだ暑い日々が続きますが、皆様お元気でしょうか。

 

 8月16日(土)、姫路での「関西教育セミナー ネタ祭」、本当にお祭り騒ぎでした。参加してくださった方々、ありがとうございました!

それぞれの先生方の数々のネタの裏側にある教育理念のようなものを読みとらなければならないなぁ、と強く思いました。

来年度の開催も決定しています。8月15日(土)、同じく姫路開催です。ぜひ頭の片隅に置いておいてください!

 

 

さて、今回は、質問があったものを中心に、前回の「ネタのたね」の中からいくつか詳しくお話したいと思います。

 

 

◉「自分ノート」の活用で心の見える化

 一人1冊「自分ノート」をもたせています。

ノートの名前は年によってか変わりますが、いわゆる「生活ノート」「特活ノート」「道徳ノート」が一元化されたようなものです。

心の動きがよく分かるものをそこに書きこみます。

みんなで一斉に書く時もありますし、各個人でその都度書く時もあります。

 

 例えば、音楽会の時は、自分の楽器が決まる前に書く。

決まった直後に書く。

練習中に書く。

本番前に書く。

本番直後に書く。

本番から1日たってから書く。

長文でなくてもいいので、「こまめに書く」ことによって、その時その時の心の動きがよく分かります。

 学級活動の話し合いや実践活動後のふり返りなどもそこに書きます。

 

 6年生の時は特にこのノートが威力を発揮します。

あらゆる場面でリーダーになることが多い6年生。

委員会で、クラブ活動で、縦割り班活動で…。

その都度反省もあるでしょうし、成功して嬉しいこともあるでしょう。

そういうときに、とにかく書きます。

嬉しいこと、悲しいこと、腹が立ったこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、次がんばりたいこと、などなど。

しっかり書いて自分の気持ちが整理できるようにします。

 

 そして大切なのが、そのノートをじっくり見返してふり返ってみることです。

案外自分が大切にしていて忘れていたこと、自分が成長したことを見逃しているのが自分です。

それを再確認できますし、そうやって、立ち止まって確認する作業が、より人を成長させます。

「自分自身に向き合うこと」「自分自身を客観的に見ること」が大切だと思います。

 

 なぜノートに記録しているかというと、ワークシートより手軽だからです。

ワークシートはバラバラでなくなる可能性があります。

ノートならなくなりません。

それと、そのノート自体がその子の「自分の歴史」になります。

内容はいろいろそれぞれにしても、時系列で書いてあるので、そのときの様子もはっきりと思い起こし、引き出すことができます。

 自分が大切にしたいこと、大切にしたい言葉、自分格言のようなものも書いています。

 

 何年たっても大切にできる、「自分の心がみえるお宝ノート」になればいいと思います。

 

 

◉クラスの友だちの名前漢字テスト

 学年にもよりますが、こんな漢字テストもおもしろいです。

友だちの漢字を意識して書くことによって、友だちの名前、字を大切にしようという気持ちも生まれます。

 

 

◉お家の人への「挑戦状」

 参観日のネタです。

参観日の掲示物など、けっこう気を遣いますよね。

私は背面掲示板に子どもから保護者への「挑戦状」を掲示することがあります。

今学習しているもの、興味あるもの、少しひねった問題、完全なるオリジナル問題、いろいろ考えて出題しています。

子どもたちは相手意識をもって楽しんで問題をつくります。

お家の人の顔を思い浮かべながら…。

そういう時間っていいものですね。

家に帰ってからも、その問題をきっかけに会話がはずむようです。

「あの問題の答えは何?」

「○○くんの問題はお母さんにも解けなかったわ。」

などなど。

親子の会話のきっかけのひとつにもなっていいと思います。

 

 

◉新聞紙でへんしんへんしん

 図工科の造形遊びです。

「新聞紙『で』へんしん」「新聞紙『を』へんしん」

どちらでも可です。

新聞紙は可能性を秘めています!

新聞紙をちぎったりやぶったり丸めたりひねったりくっつけたり…。

様々な行為でへんしんさせることができます。

ある空間を新聞紙でへんしんさせたり、自分自身を新聞紙でへんしんさせたり、新聞紙自身を違うものにへんしんさせたり。

その行為と過程を十分に楽しむことができます。

もちろん友だちとの合作も考えられます。

想像力豊かに創造し、友だちとも協力して簡単にできる造形遊び。

おすすめです!

新聞紙は、色んな場面でつかえますね。

 

 

お粗末な紹介で、申し訳ありませんでした(>_<)

宗実 直樹(むねざね なおき)

兵庫県姫路市立坊勢小学校 教諭
特別活動を学級づくりの中心に、「字をかき、汗をかき、恥をかき、頭をかき」ながら、子どもたちと共に伸びていく姿勢を大切にしています。日々是好日。地道に一歩ずつ精進していきたいです。

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