2014.06.27
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日記を書く。

北海道札幌養護学校 教諭 郡司 竜平

できるかぎり「自ら」取り組む

 前回お伝えした運動会の取り組みですが、運動会後に日記を書く学習をしました。 

私の担当したグループは、運動会での取り組みを振り返りながら、それぞれが日記を書き、みんなの前で発表することにチャレンジしました。前回お伝えしたとおり、このグループは、iPadに入っている運動会振り返り用のBookを見て、自己選択しながら、日記の視写に取り組みました。まだ、一人で全ての文章を構成することが難しい子どもたちのグループでしたので単語や文章を選択する形で自己決定し、視写する形にしました。

とにかく「自ら」取り組み、できたことで達成感を味わい、自信を深める子どもたちですので、そこに注意しながら準備をしました。

前回までの日記の学習では、Keynoteを主に使用して、視覚的な提示を行い、日記を書くことにつなげていました。しかし、Keynoteを子どもたちが直接操作するとどうしても誤操作が起きていました。誤操作の頻度は、どんどん下がっていましたが、どうしてもたまに起こっていました。その度に教師の介入があるので、子どもたちの達成感は落ちてしまいます。そこでどうしたものかと思案しているところでした。その中で浮かんできたのが、本のように扱えればいいのでは!?でした。

デジタルコンテンツを作成する上で

 デジタルな本を作る!?ということで、今回活躍したのは、iBooks Authorというアプリです。

これはPC用のアプリで、非常に簡単にデジタルなコンテンツを作成することができました。

当初は、誤操作をなくすためにPDF形式のコンテンツを作ろうかと考えていたのですが、PDF形式だと一枚のシートに全ての情報が一度に出てきて、情報量が多くなりすぎるという課題がありました。

絵や写真が出てきて、そこからイメージをし、次に文字や文章と合わせ、音声で確認するという順序立てて処理していければ、子どもたちが理解し、「自ら」日記を書くことにより向かえるのではと考えました。

今回の学習では、この流れを特に意識してデジタルコンテンツを作成しました。

+誤操作をしないで自ら学習を進めることができること。

実際の学習では

 今回のグループは当日4人での学習となりました。

まず最初に運動会の振り返り映像を見て、自分たちの活動を振り返りました。これはiPhotoというアプリで、写真をスライドショー形式にしました。プラスして、音楽を運動会当日の競技の音楽にしました。こうすることで、より運動会当日のイメージが浮かび上がってくるのではないだろうかと思います。

 その後は、一人一台の端末を渡し、iBooksというアプリの操作方法を簡単に伝え、いざ日記へ!!

日時や曜日も二択で進められるようにしました。絵や写真をタッチすると、文字がPOPアップされる簡単なつくりにしましたので、子どもたちはまるでクイズに応えるかのように、どんどん一人で学習を進めていきます。隣の友達の端末画面を見合いっ子などしながら実に楽しそうに書き進めていきます。

 できあがった日記を自慢気に友達に練習で読んでいる姿を見ていると、満足感、達成感の高い学習になったかなと安堵しました。その後、グループ内で読む練習をした後、学年全体の報告会に出席しました。

どの子どもたちもしっかりと友達に日記の内容を伝えることができました。

郡司 竜平(ぐんじ りゅうへい)

北海道札幌養護学校 教諭
小学校支援級、通常級と担当させていただき、現在は札幌養護学校小学部にいます。ここでは、私が取り組んでいる特別支援教育におけるICTの活用について具体例を交えながらご紹介していけたらと考えています。

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