今期もこちらで徒然すぎる内容を書かせていただけることになりました。
あきれることなくお付き合いいただければと思います。
基本的に、特別支援教育現場でのICTの活用についてその取組や考えをお伝えできればと考えていますが、
ちょくちょく脱線しますので、ご容赦いただければと思います。
年度始めのこの時期は皆さん精力的に学級設営をされている頃かと思います。
どの先生も時には夜遅くまで教室に居残りして新学期を迎える子どもたちのために一つひとつ気持ちをこめながら学級設営をしています。
本校でも今日から(4月1日)新しいメンバーを迎えて、会議が重なる中、教室設営に熱心に取り組まれている様子があちらこちらに見られました。
この時期はある意味、戦いのですので、これでいいんだと私は考えています。
この時期を乗り越えて、G.W.すぎぐらいにはひと息つけるのかなと思います。
そんな時に、自分の仕事を進めるための環境をちょっと振り返ってみませんか?というご提案です。
私も教職年数が増えてきましたので、そんなことを少し考えるようになりました。自分というよりは、若手の仲間がより力を発揮できる仕事環境ってどんなものだろうとあれやこれやと思いを巡らせています。
まずは校内で集中して仕事に取り組める場所を見つけること。
互いに刺激しあい、仕事の相談をすぐにできる仲間がいること。
職場と自宅以外の自分の居場所を見つけること。
仲間と一緒に学ぶ場所があること。
他校種や他職種の方々と関わる機会を持つこと。
この仕事の最低限の内容かもしれません。ただ、若手ががむしゃらに仕事をしているのを見ている時に、ふと、こんな内容が頭をよぎりました。
私が初任者の頃は、先輩方によくお酒を飲みに連れていっていただいたり、休みにはみんなで遊びに行ったり、全く別の職種の方と話す機会を意図的に設けたりとしていました。
その経験が少なからずいまの自分に役に立ってると思います。こんなのなくても大丈夫だよ!という方ももちろん大勢いらっしゃるかと思います。
いまの若い仲間を見ていると、そのようなことができているのかなとちょっとだけ心配になります。
自分がおっさんになって少し余裕ができたのか、はたまた余計なお世話かはわかりませんが、自分の経験も交えて、少しずつ伝えていく機会もつくらなきゃと思っている年度始めです。
きっと自分が歳をとったんですね。
ただ、若手が燃え尽きてしまわないように、情熱を失ってしまわないように、自分のポジションで自分にできることを取り組んではいきたいと思います。
次回からは、通常業務?である、ICTの活用についてまた少しずつご紹介していく予定です。
郡司 竜平(ぐんじ りゅうへい)
北海道札幌養護学校 教諭
小学校支援級、通常級と担当させていただき、現在は札幌養護学校小学部にいます。ここでは、私が取り組んでいる特別支援教育におけるICTの活用について具体例を交えながらご紹介していけたらと考えています。
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