2014.01.11
  • twitter
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • 印刷

続・新年初頭にはこんな通信を!

米子市立福米東小学校 教諭 西村 健吾

  

 

 新年あけましておめでとうございます。

 お久しぶりです。米子の西村健吾です。随分とお暇(いとま)を頂戴しております。昨年春にこの「教育つれづれ日誌」のレギュラー執筆陣を退いてから,移り変わる季節とともに時は巡り,早1年を迎えようとしています。

 

 さて,この間,目の前の子ども達と充実した日々を過ごす傍らで,西日本を中心に,民間の教育セミナーにおける登壇の機会を頂戴したり,または自ら学びに出かけたりしておりました。おかげさまで全国のたくさんの先生方との出会いに恵まれました。(直接お会いしていないものの,ML[メーリングリスト]やらfacebookやらを通じた出会いにも恵まれました。→こちらの出会いの方が多いでしょうか…。。。)

 そんな中,新年を迎えたから…というわけではありませんが,少し心境の変化があって,久しぶりに記事を上げたいと思います。

 

3-2.節目にはこんな通信を(3学期冒頭編)

 季節柄,今回は,新しき年を迎えた時期に発行する学級通信文例をご紹介いたします。

 尚,一昨年は,「辰年」にちなんだ四字熟語を紹介しながら,3学期の過ごし方について所感を述べた通信文例をご紹介いたしました。(以下参照)

 「3学期冒頭にはこんな通信を!」(2012/1/16公開分)

 また,昨年は,「七草粥」について解説を加えながら,同じく3学期の過ごし方についての警句を述べた通信文例をご紹介いたしました。(以下参照)

 「新年初頭にはこんな通信を!」(2013/1/7公開分)

 

 今年は,「午年」を話題として取り上げながら,新たな年に,新たな学期を迎えた子ども達への所感を述べる文例をご紹介いたします。ただ,この記事のもとになったのは,まさにfacebookでのご縁に恵まれた,名古屋の楠本輝之先生,梶川高彦先生とのやり取りです。1年前には想像だにしなかった記事作成の過程です。そういった意味では,私のこの1年の「出会いによる成長」を表す記事と言ってよいのかもしれません。 

 

実例29.「午(馬)年」に想う

 

 新年あけましておめでとうございます。いよいよ2014年がスタートしました。

 

 2014年の干支と言えば「午(うま)」です。「午年」は十二支では7番目(真ん中をちょうど過ぎた番)にあたります。

 この「午(うま)」という漢字,本来の読みは「午(ご)」。「杵(きね)」の原字で,上下に交差し,もちをつく杵を描いたもの。十二支を庶民に浸透させるために,この「杵(きね)」を,動物の「午(うま)」にしたそうです。

 また,十二進法では,前半(午前)が終わり,後半(午後)が始まる位置にあたります。時計で言えば,一日のちょうど中間である12時を「正午」と言いますよね。つまり,十二支の中間に位置し,ちょうどピークが過ぎ去り,終末に向かう頃であるということです。 

 

 さて,この「午」=「馬」を使った漢字に,

 「駆」 

という字があります。「馬」に「区」と書きます。それぞれの漢字から連想する力を考えてみますと…

馬: 前を見つめ,風を切って走る力(自分の力・個の力)
区:一区,二区…。駅伝のように,バトンをつなぐ力(協力・つながり力・チーム力)

 

 新年を迎え,キラキラとした目で本日登校してきた子ども達にとって,新しい年や3学期の始まりは,スタートであると同時に,ゴール(修了式)に向けて1年間のまとめが近づいていることを意味しています。そんな子ども達には,これまで同様,前を向いて一心不乱に成長しようとする「個の力」と,横にいる友だちと手を取り合って団結する「チーム力」に,さらに磨きをかけていってほしいと願います。

 

 

 ちなみに,この「駆」,訓読みでは「駆(か)ける」と読みます。この「かける」と読む漢字,他にもたくさんあります。「翔る」「懸ける」「架ける」…。本来の「駆ける」や,「かける」そのもののイメージも含めて列挙すると…,

駆ける…走り出す,走り抜く
翔る…羽ばたく,飛び出す
懸ける…全力を尽くす,時間をかける
架ける…つながる,つなげる
かける…相乗効果(自分が0では意味がない。一歩でも踏み出す。)

…と,これまた今の子ども達のさらなる成長へのヒントとなりそうな警句が並びます。

 

 子ども達にとって,素晴らしい1年まとめの3学期,そして素晴らしい「午年」となるよう,担任も微力ながら力を尽くしていきたいと思います。保護者の皆様,本年も,何卒よろしくお願い申し上げます。 

 

 

 さて,誠に恐縮しながら,最後にコマーシャルを…。
 
 この度,明治図書より,
「スペシャリスト直伝!<失敗談から学ぶ>学級づくり・授業づくり成功の極意」

という教育書(共著本)が出版されることになりました。(↑リンクからご覧いただけます。)

また,来月には,

「スペシャリスト直伝!小学校<クラスづくりの核となる>学級通信の極意」

という教育書(単著本)が,同じく明治図書より刊行されることになりました。

 

 とりわけ,後者の書籍は,学級通信を通じて仕掛ける学級経営の方略として,この「教育つれづれ日誌」でご紹介した方法論に基づいた記事もふんだんに掲載しております。日頃から学級通信を書いていらっしゃる先生はもちろん,そうでない先生も,是非手に取って読んでいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 

西村 健吾(にしむら けんご)

米子市立福米東小学校 教諭
「豆腐のような通信を!(1.マメで 2.四角く 3.やわらかく 4.面白く)」をモットーに、学級経営に果たす通信の役割を見直し、日夜創意工夫に励んでいます。一つの実践提供になれば…。

同じテーマの執筆者
  • 川村幸久

    大阪市立堀江小学校 主幹教諭
    (大阪教育大学大学院 教育学研究科 保健体育 修士課程 2年)

ご意見・ご要望、お待ちしています!

この記事に対する皆様のご意見、ご要望をお寄せください。今後の記事制作の参考にさせていただきます。(なお個別・個人的なご質問・ご相談等に関してはお受けいたしかねます。)

pagetop