
今回は音楽の授業の話。
次単元で私の担当するグループは特別教室の割り当てがなく(教室数が間に合わず…)、普通教室で行うグループです。
普通教室にはピアノなどがありません。そして私が音楽が得手ではないということも重なり、苦心して学習の構成と教材等の準備を始めたところでした。
教室にあるものと教材室から持ち込めるいくつかの小さな楽器類。
教室ではラジカセやテレビが使えます。…ということはデジタルの音源があればいける!?
それらを活かしながら、子どもたちに少しでもいい教材を準備してあげたいと思いました。
これは、デジタル登場か!?と得手ではないことを理由に今まで敬遠がちだったデジタルの音楽ツールを活用してみようということになりました。しかし、何せ音楽センスの欠片も見当たらない自分ですので、学年の仲間にヘルプを出すしかありません。
すぐに使用したい楽曲をデジタルツールでサクっと作れないか相談しました。
今回使ってみようと思ったのはiPadの「GarageBand」
このアプリを見た学年の仲間は「面白い!!」とすぐに曲づくりをスタートしてくれました。
こんな仲間が学年に何人もいるのは恵まれているなと改めて感じました。
私は、ピアノの伴奏で一曲できればO.K.のつもりでお願いしたのですが、仲間はすぐに集まり、3人で3台のiPadを操り、実に楽しそうにいくつもの音源を使い、素晴らしい一曲を作ってくれました。私は何十分おきかに「できましたー!」の合図で呼ばれ、ただただその出来映えに驚くだけでした。3人はそれぞれ担当楽器を決め、アレンジをしながら何回も制作してくれたのでした。そして3台のiPadで制作した音源はすぐにiOSの新機能である「AirDrop」を使って、その3台ともにシェアされたのでした。なお、AirDropについては、他にも授業に関わる便利な使い方がいろいろ出てきそうですので、またどこかで改めてお伝えできればと考えているところです。
かくして出来上がった音源は、すぐにPC経由で取り込まれ、音楽の授業で提示に使う「keynote」データに載せ、視覚的な提示と同時に音楽が鳴り響く素敵な?データとなりました。
授業スタートまでまだ少しだけ時間が残されていますので、これからの放課後は授業のシミュレーションしながら細部を詰めていく作業をしたいと思います。まずは出来上がったプレゼンのデータをテレビにつないで音楽も流れることを確認しました。
さて、子どもたちの反応はどうかな?
普通教室しか使用できないという状況で、苦肉の策?での音楽ツールの活用からスタートしたかもしれませんが、思っていた以上にいろいろな方とのコラボでちょっと素敵な学習になりそうな予感がしてきました。
デジタルでこんな使い方もできれば、私のように得手ではないことも前向きに、子どもたちのために取り組めるかもしれませんね。常に前向きに、とは考えているものの、やはり得手ではないことにはどうしても後手になってしまう方には、ちょっと視点を変えるという意味でのデジタルの活用はいいかもしれませんね。
もちろん、音楽は生が一番だとは思いますが…。

郡司 竜平(ぐんじ りゅうへい)
北海道札幌養護学校 教諭
小学校支援級、通常級と担当させていただき、現在は札幌養護学校小学部にいます。ここでは、私が取り組んでいる特別支援教育におけるICTの活用について具体例を交えながらご紹介していけたらと考えています。
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