早いものでこの学びの場.comでお世話になって一年が経とうしています。毎回〆切間際になってドタバタとアップさせていただいていたので、内容にはあまり自信がありません。読んでくださる皆さんが少しでも実践に生かせるように話題提供できていれば幸いです。
今回、年度末を迎えるにあたり、自分が一年間書かせていただいた記事一覧を眺めていました。その時その時に感じていたこと、力を入れて実践していたこと、自分の傾向など改めて気づくことが多々ありました。
その中で一つ興味深いものがありました。
執筆者の編集ページには、今まで書いた記事の一覧とその横に各記事へのアクセス数が表示されます。私の記事への総アクセス数はお恥ずかしいかぎりですが、その中で一番アクセスしていただいた記事が「センソリーニーズ」の記事でした。今年一年、主にICTの活用について書き綴ってきたのですが、私の中では一般的にICTと対局に位置するのかなと思っていた感覚・運動アプローチ、その中でのセンソリーニーズに関する記事へのアクセス数が一番多かったのは、意外でした。これはもちろん、読み手の方々が決めることですので、アクセスがあったことは嬉しいことなのですが、とにかく意外でしたし、興味深いものでした。
この分析はあくまで私見ですが、いま皆さんが注目しているカテゴリーがICTだけではなく、感覚・運動アプローチであるのかもしれません。
いまは特別支援教育の中で子どもたちへのトータルなアプローチが求められていますので、この結果はもしかしたら必然なのかもしれません。
そんなことを思いながら、一つ一つのカテゴリーでの支援を見直し、より横断的に支援を考えていかなければならないと改めて思っているところです。
こんな思いができるのも一年間なんとか書き続けてこれたからこそであり、アクセスしてくださり、リアクションいただける皆さんがいたからこそだと思います。今年度の更新はあと一回かと思いますが、最後までおつきあいいただければ幸いです。
郡司 竜平(ぐんじ りゅうへい)
北海道札幌養護学校 教諭
小学校支援級、通常級と担当させていただき、現在は札幌養護学校小学部にいます。ここでは、私が取り組んでいる特別支援教育におけるICTの活用について具体例を交えながらご紹介していけたらと考えています。
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