体罰やいじめが社会で大きな問題になっています。
大阪の桜宮高校のバスケットボール部の体罰をきっかけとして、柔道女子日本代表チームでの体罰など、問題が次々と出てきています。
「命の軽視」に他ならないと感じます。
この数年、「命の教育」をテーマとして取り組んできました。
自分の命を大事にし、周りの人の命を大事にしていくという教育です。
体罰やいじめの対極にあると思います。
人は、誰しもいつか亡くなります。
これは、どんな人も避けられないことです。
それは、数十年後かもしれないですし、数年後かもしれません。
もしかすると、明日かもしれません。
交通事故にあって急に亡くなってしまうことも十分あり得ます。
だから、生きている日々を大切に、充実したものにしていかなければならないと思います。
自分を大切にし、周りの人も大切にしていくのです。
そういったことをベースにしながら、子どもに伝わりやすい形で、様々な教科領域で命の教育を行っています。
様々な要素を関連させながら、行っていくとやりやすくなります。
また、朝の会の教師の話などにおいても、日々伝えていくことも大切です。
このような内容は、子どもの変容が見えにくいのですが、関連させ、継続して取り組んでいくことが大事です。
教師や親などの子どもの周りにいる大人が、そういったことを大事にしていくことが、子どもの育ちにつながっていきます。
これまで、色々なタイプの授業に取り組んでみました。
やりやすいものから、皆さんも取り組んでみるとよいかと思います。
いじめや体罰などで、悲しむ子どもそして大人が減ることを切に願います。
先日、本サイトの「実践の場から」というコーナーの取材を受けました。
授業の様子が公開されています。
また、命の教育をまとめた論文を私のHPにアップしておきました。
興味のある方は、ご覧ください。

鈴木 邦明(すずき くにあき)
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師
神奈川県、埼玉県において公立小学校の教員を22年間務め、2017年4月から小田原短大保育学科特任講師、2018年4月から現職。子どもの心と体の健康をテーマに研究を進めている。
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