本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、1月は新年会でお酒が飲めますね(笑)。
私たち教師は人付き合いが基本の業界。昔に比べて少なくなったとはいえ、やはりお酒の席でのコミュニケーションは欠かせません。
そこで、今回のつれづれでは、お酒の席での「ハイパフォーマーな教師」の行動様式について考えてみたいと思います。早い話が「教師の飲み会あるある」です。
《お店選びの鉄則》
○学校での話題が多くなってしまうので、話が漏れない個室をおさえる。(中学校女性)
○学生時代は「安くて量が多い」が一番だったが、ベテラン層は「高くても美味しい」お店が好みであることもあるので、メンバーによって店のチョイスは考える。(中学校女性)
《円滑なコミュニケーションのために》
○はじめの言葉や、締めの言葉を頼みたい人には、必ず事前に根回しする。(小学校女性)
○宴会の司会には100%協力。(小学校男性)
○校長のことは「社長」と呼ぶ。同僚もなるべく「先生」ではなく「さん」づけにする。(小学校男性)
○管理職が出す「寸志」は「ご芳志」として紹介する。「○○社長より、ご芳志をいただきました!」。(小学校男性)
○どんどん注ぎに行く。普段お世話になっている事務職や養護の先生のところへも先に行きます。(小学校男性)
○あいさつなど話をする機会が与えられたときは、一番伝えたいことを中心に1分以内を心がける。(小学校男性)
○お説教、上から目線の話はしない。(小学校女性)
《トラブルを防ぐために》
○個人情報を話題にしないように気をつける。学校に近い場合は特に!(小学校男性)
○教師は声が大きいので、特に店を出た後は気をつける。(中学校男性)
○アルハラ、セクハラになることはしません。羽目を外しそうなおじさまの隣で「ツッコミ」を入れるのが私の仕事です。(小学校女性)
○酔って妻や娘にからまないよう心がける。(小学校男性)
いかがでしたでしょうか?
学校ならではのお酒の席のマナーもありますね。
若い先生の中には、お酒の席でのマナーが苦手で敬遠している人も多いようです。
私も、未だに相当な授業料を払っています(笑)。だからこそ言えることですが、お酒の席だからこそ、学べることも多いと確信しています。

増田 謙太郎(ますだ けんたろう)
東京学芸大学教職大学院 准教授
インクルーシブ教育、特別支援教育のことや、学校の文化のこと、教師として大事にしたいことなどを、つれづれお話しできたらと思います。
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