今回は本当に徒然なるままに。です。
今週は秋の遠足でした。
いつものようにタブレットで「たすくスケジュール」アプリを用いて、スケジュール提示を用意していました。教室での前日の確認、当日朝の確認、当日の移動中もこのスケジュールで行うよう計画し、準備しました。
しかし、遠足時のルールの確認や持ち物の確認をするためには、このアプリでの提示だけではうまく伝わらない部分もあるのでは?と思い、急ぎで学年で共有している遠足事前用のPowerPointデータを修正して、提示し、確認するように改善しました。PowerPointで編集するのは久しぶりでしたが、PowerPointもやはり優れたソフトですので、私の意図する部分はうまく提示できそうでした。
翌日に迫った秋の遠足の確認をする時間になりました。私は何気なくTVにPCをつないで準備をしていたのですが、子どもたちは興味津々です。「あぁ、そんなに遠足が楽しみなのかぁ」と思っていたのですが、どうやら違うようです。遠足は遠足で楽しみなのは間違いないのです。バスや滝の画、お弁当やお菓子のイラスト、どれも楽しそうに確認しています。が、どうもそれだけではない感じがします。ん?と少し考えて、わかりました。
子どもたちはPCに興味津々だったのです。触りたくて仕方ありません。私の説明が終わると、どこからともなく次々に手がキーボードに伸びてきます。
それで、気がついたんです。
今年の学級にはPCを見せていないことを。
春からiPadやiPod touchやiPhoneといったタッチパネルのデバイスのみを活用していたので、子どもたちはうちの学級でPCというものを見たことがありませんでした。いつものようにTVに映し出されることは変わらないのに、どうやらまた違う機械がきたらしい、と。でも、なにやらいつもとは形状が違う。
この反応は今までに経験したことがなかったですね。
最近は保護者の方々もスマホを使っていたり、余暇の一つとしてiPod touchやiPadを使っていたりします。ですから、今の子どもたちはPCを見る、触る前にタブレットなんてことも起こりうるのです。
世代の違いを大きく感じたできごとの一つでした。
最終的にキーボード入力が必要だと思いますので、PCを少しずつ活用していかなきゃなりませんね。
郡司 竜平(ぐんじ りゅうへい)
北海道札幌養護学校 教諭
小学校支援級、通常級と担当させていただき、現在は札幌養護学校小学部にいます。ここでは、私が取り組んでいる特別支援教育におけるICTの活用について具体例を交えながらご紹介していけたらと考えています。
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