地域によっても違うと思いますが、皆さんの学校もそろそろ夏休みでしょうか?
私は、忙しさに一段落といった感じです。
今回は、懇談会において子どもの普段の様子を伝える上での効果的な方法を紹介します。
子どもの普段の様子を説明する際に、私は、日々撮っておいた写真をパソコンなどを使って見せています。
懇談会に来ている親は、普段の子どもの学校の様子を見ることができません。
授業参観の時の子どもの姿は、色々な意味でいつもとは違う感じになってしまいます。
小学校の低学年ですと、親が来てくれた嬉しさから非常に興奮してしまいがちです。
逆に、高学年ですと、親に見られることが嫌なのか、非常に硬くなりがちです。
そこで、日々撮りためている写真の中から、普段の子どもの姿がよく分かるものを選んで親に見せます。
以前は、言葉で学校での様子を説明していたのですが、写真で見せる方がよく伝わるようです。
例えば、理科の実験の様子、図工で絵の具で色塗りをしている様子、給食の様子、掃除の様子、本の読み聞かせの様子、学年集会の様子などです。
授業参観の際にあまり見られないものを中心に選んでいます。
大体毎回30枚から40枚程度を選んで見せています。
概ね親の反応も好評です。
具体的には、私は、教室のテレビにパソコンをつないで見せています。
学校の機器の環境によっては、方法が違ってくるかもしれません。
少し手間がかかりますが、プロジェクターを使う方法も良いかもしれません。
機材が整っていない学校では、ノートパソコンを使って見せるということもできるでしょう。
やりやすい方法でやってみてください。
手間はほとんど掛からないにもかかわらず、効果は大きいと思います。
とてもおすすめです。

鈴木 邦明(すずき くにあき)
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師
神奈川県、埼玉県において公立小学校の教員を22年間務め、2017年4月から小田原短大保育学科特任講師、2018年4月から現職。子どもの心と体の健康をテーマに研究を進めている。
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