この所、子どもに「どうして学ばないといけないのか?」をどうやったら伝えられるのかについて考えていました。
連休には、普段より時間に余裕があったので、テレビを見ることも多かったのですが、その中でヒントを見つけました。
それは、「NHK SONGS の福山雅治の特番」です。
彼が震災後、石巻の中学校を支援し、そこでライブをしていました。
いくつもの歌が私の心に響いてきました
その中で、とても考えさせられたのが、「生きてる生きてく」です。
この春のドラえもんの映画の主題歌だそうです。
その歌の歌詞に
「こんな僕の人生のいい事や駄目な事が100年後がんばっている遺伝子に役立つよう・・・」
というものがありました。
今の様々な努力は、今の自分だけのためではなく、将来、自分の子どもや孫が受け継ぐものなのだと・・。
自分がほんの少しでもスキルアップ、レベルアップをすること、努力をすることは、確実に次の世代に受け継がれていくものなのだと・・・。
実際に「DNA」として受け継がれていくものもあれば、「様々な行動を見せる」ことにより影響を与えるということもあると思います。
私が、家で自分の子どもと接することもそうですし、学校でクラスの子どもと接することもそうです。
今、私ができるだけのことを私の周りにいる人(特に子ども)にすることは、将来へ影響を与えます。
それは、小さいものかもしれないですし、小さくないものかもしれません。
学校の教師は、職業柄、多くの人に影響を与えます。
また、人は、多くの人に支えられています。
友達、近所の人、家族・・・、色々といます。
その支えられている人の中に「先祖」がいます。
多くの先祖の思いを受け継いで、今、人は生きています。
20世代、約500年遡ると、先祖の数は約100万人だそうです。
そういった人の努力や思いを受け継いでいるのです。
その中の1人でも欠けたら、今、その人は存在しません。
とても貴重であり、大切な存在です。
子どもの学びに関して、未来を思い、昔を思いました。
100年後の2112年は、ドラえもんの誕生する年だそうです。
どんな世の中なのでしょう?
世の中の一人一人が努力をして、少しでも良い世の中になればという思いが強くあります。
私ができることは、できることを着実に、実直にしていくことだけです。

鈴木 邦明(すずき くにあき)
帝京平成大学現代ライフ学部児童学科 講師
神奈川県、埼玉県において公立小学校の教員を22年間務め、2017年4月から小田原短大保育学科特任講師、2018年4月から現職。子どもの心と体の健康をテーマに研究を進めている。
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