お久しぶりです。
いや「はじめまして」という挨拶が相応しい方々が多いのかもしれません。
富山からお邪魔いたします。
2009年3月20日にお別れをして
もう3年が過ぎました。
改めてどうかよろしくお願いいたします。
今、リアルタイムでは、暴風雨中です。
この原稿がサイトで読まれる頃は
既に別の事件や出来事が目まぐるしく起きており
日本国中に暴風が吹き荒れたことも
忘れられているかもしれません。
家から2km先の川にかかっている橋では
トラックが横転し、通行止めになりました。
時折突風が吹き
築13年の我が家も揺れています。
私の前任校(海洋高校)は、統廃合のため先月3月で閉校となりました。
(http://www.kaiyo-h.tym.ed.jp/)
今の勤務校は、3年前に盲学校から富山視覚総合支援学校へ校名変更となりました。
私はなぜかそれぞれの学校の節目の近辺にお邪魔していることが多いのかもしれません。
視覚部門に新たに病弱部門が高等部に加わり、3年を迎えています。
さて、
時系列上数日後、地元にある大学の図書館へ所用で行ってきました。
新入生が本当に初々しく溌剌とそして前途に輝いて、大学構内を歩いていました。
私も自分の入学式に向かう坂道にタイムスリップして思い出す一つのシーンがあります。
道路の両側に体育会系、文化会系の先輩たちが所狭しと陣取って、前を通る新入生に部同好会勧誘のチラシを渡していました。
私はたまたまもらったチラシが2枚だったというだけで、入ることに決めました。それは「民俗学同好会」です。その時まで「みんぞくがく」には民俗学と民族学の2種類があることすら知りませんでした。
中学、高校と吹奏楽部に所属し、ユーフォニュームやチューバなどを吹いていたので、民俗というジャンルには全く無知な状態でした。
ここで柳田國男、折口信夫、南方熊楠、福田アジオ、宮田登、宮本常一を始め、英文科に在籍しながら、少しは日本について深める機会が持てたのかもしれません。
私は、新入生勧誘というといつもこの≪チラシ2枚≫のことを思い出します。
勧誘チラシの枚数で、入る部活(同好会)を決めた私って変(?)ですか。
新しい学校生活(幼小中高大専門・専修等諸学校も含め)をスタートする皆さん
よく遊び、よく学び、よくコミュニケーションをとり、人生のそれぞれの一瞬を悔いなく送りましょう。
(おっと自分へのエールなのかも?)
岩本 昌明(いわもと まさあき)
富山県立富山視覚総合支援学校 教諭
視覚に病弱部門が併置された全国初の総合支援学校。北陸富山から四季折々にふれて、特別支援教育と英語教育を始め、身の回りに関わる雑感や思いを皆さんと共有できたらと願っています。
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